ブログの読み込み速度のことが気になる。
何をどう対策すればいいのか知りたい。
この記事は、そんな方に向けて「ブログの読み込み速度」についてまとめた記事です。
初心者でも分かるように「Lazy Load」「リビジョン」「PHP」などの対策を、今すぐできるように解説しますね。
「軽いサイト作り」が求められている理由も理解できると思います。
ブログ読み込み速度が重要な理由
ブログ読み込み速度が重要な理由がこちらです。
✔️読み込み速度が重要な理由
SEOに影響するから
遅いブログが結構あるから
後戻り出来ないから
順を追って見ていきましょう。
SEOに影響する
※「SEO」;検索エンジンに上位表示されるための手法のこと。
読み込み速度はSEOの核となる基準です。
その基準を開発しているGoogleのエンジニアたちも、Webの表示速度については一貫したスタンスをとっています。
遅いサイトがSEOで不利なのは明らかなので、表示速度は何よりも一喜一憂して良いポイントです。
※ところが、世間のブログは、意外とこの点が手薄になっている様子がうかがえます。
遅いブログが結構ある
ページ全体のサイズは、🔗「1.6mb」以内が理想的である、とGoogle Developersで公表されています。
ですが、同じくGoogleの調査によると🔗「2mb」を超えるサイトが「36%」もあるのが実際だそうです。
とすると、
自分のサイトを適正なサイズにするだけで、他のサイトよりも優位に立てる
このように理解できますね。
※同時にここは、致命的なリスクと紙一重の関係にもあります。
途中で修正しづらい
ブログ初心者の頃は、記事の量産に追われると思います。
WordPressのスキルも増え、「記事のクオリティ」は日に日に高くなりますよね。
一方で、肝心の表示速度のことは後回しになりがちです。
「半年で100記事達成した!」
となったその後に、
読み込み速度を遅くする「負の遺産」となるブログを積み上げていた
こんな風になっていたことに気付いても、
遡って100記事も修正するのは、非現実的です。
例えば、WordPressのデザイン機能やプラグインなどは便利ですが、裏側では膨大な「要素(コード)」を増幅させているのが事実です。
以上が、最初からブログ高速化のポイントをおさえておくべき理由です。
続いて、読み込みが遅いサイトのデメリットを具体的に紹介します。
読み込みが遅いサイトのデメリット
読み込みが遅いサイトは、以下のようなデメリットをもたらします。
✔️遅いサイトのデメリット
直帰率に影響する
検索順位に影響する
収益に影響する
詳しく説明しますね。
直帰率に影響する
直帰率とは「最初の1ページ目だけで」記事を離れていった読者の割合のことです。
読み込み時間が「1秒から3秒になると」直帰率は「32%」増える
というのが頻繁に引用される定説。
さらに「Think with Google」では、以下のようなレポートもあります。
このように、読み込みが遅いと直帰率に「直接」影響します。
つまり検索エンジンからのサイト評価が下がるため、今日からでも適切な対策が必要です。
※具体的な対策方法は後半で紹介します。
検索順位に影響する
さらに、読み込みが遅いだけで、
- PVは「11%」減少し
- 満足度は「16%」下がる
そんなマーケティング調査の結果もあります。
どちらも普段から「地道に積み重ねて」上昇させるポイントですが、
重いブログが与える、サイト評価へのダメージは半端ありません。
また、例えば5Gなど、どんな高速回線の時代が来ても、
「他のサイトより速度が劣っていれば」順位上昇は望めません。
収益に影響する
アフィリエイトのジャンルが「物販系」や「サービス系」を扱っている人は、さらに注意が必要です。
これらのジャンルは、特に速度による影響が大きいと見られていて、Googleは以下のように分析しています。
※「コンバージョン率」;申込や登録、購入などに至る比率のこと。
以上が、読み込みが遅いサイトのデメリットです。
では、普段からどんな対策を取ればいいのでしょうか。
具体的な方法を見ていきましょう。
ブログを高速化する対策
表示速度のチェック方法
ブログの表示速度は、以下のツールを使って簡単に調べられます。
👑「GTmetrix」
「GTmetrix」は、ブログの読み込み時間のパフォーマンスを数値化できる「無料」ツールです。
URLを入力するだけで簡単に分析してくれます。
👑「PageSpeed Insights」
「PageSpeed Insights」は、Googleが無料提供している速度判定ツールです。
URLを入力すると、最新のSEO指標に基づいてスコアリングしてくれます。
特に「モバイル表示の」評価を確認できる点が注目点。
👑「Google Analytics」
SEO鉄板ツールの「Google Analytics」でもブログの速度データを検証できます。
「行動」➜「サイトの速度」➜「ページ速度」
で確認しましょう。

GoogleAnalytics
PCを開くたびに、毎回確認することをおすすめします。
👑「Google Search Console」
サーチコンソールでもブログの状況を正確に確認できます。
「エクスペリエンス」➜「ページエクスペリエンス」または「モバイルユーザビリティ」で、分析可能です。

Google Search Console
レポート画面で、改善点を具体的に指摘してくれます。
👑「サイトヘルス」
WordPressを使っている人は、管理メニューの「サイトヘルス」をチェックする習慣を作るのがおすすめです。
「ツール」➜「サイトヘルス」
で簡単にチェックできます。
「サイトヘルス」は、ブログの健康診断をしてくれるようなメニュー。

WordPress「サイトヘルス」
課題点をリスト表示してくれるので、思わぬ見落としポイントに気付けますよ。
以上が、ブログ表示速度のチェック方法です。
続いて、ブログを高速化するやり方を見ていきます。
ブログを高速化する方法を6個
ブログを高速化する方法は次のとおりです。
聞き慣れない用語があるかもしれませんが、初心者でも簡単に対応できるやり方を紹介しますね。
✔️ブログを高速化する6つの方法
- 「Lazy Load」を設定
- 「リビジョン」を削除
- 「プラグイン」を減らす
- 「画像」を適切に操る
- 「PHP」のバージョン
- 「サーバー」でメンテ
「Lazy Load(遅延読み込み)」を設定
「Lazy Load(レイジーロード)」とは、画像の読み込みを遅延させる設定のことです。
- 画面表示される箇所だけを読み込む
- 一気に全体を読み込む負担が軽減する
というメリットがあるため、動作が快適になります。
imgタグに「loading="lazy"」を加えるだけでOK。
<img src="画像URL" loading="lazy" alt=" ">
といった感じの記述ですね。
HTMLに馴染んでいない人なら、プラグインを使いましょう。
「EWWW Image Optimizer」を使えば簡単に設定できます。
「リビジョン」を削除する
記事の下書き中は、何度も途中保存することになると思います。
ワードプレスの場合、保存するたび「リビジョン」が生成されていきますね。
過去の「リビジョン」を選択すれば、その時点の記事内容に完全復帰することができます。
この「リビジョン」の蓄積は、実は🔗データ量を圧迫しています。
50記事投稿しているつもりが、実際に存在するのは50記事+リビジョン数です。
なので、見た目上の数10倍の記事量として、データを増幅させていることもあるわけです。
このリビジョンの削除方法は、WordPressデータベースの「wp_postテーブル」から直接削除します。
とはいえ、初心者にはややハードルが高いかもしれません。
おすすめは、プラグインの、
「Simple Revisions Delete」
このプラグインを入れることで、以下のようにリビジョンの「削除」メニューが表示されるようになります。
※ちなみに、当ブログでも、まる1日使って過去記事のリビジョンを一気に整理したところ、サイトヘルスのスコアが向上しました。
「プラグイン」を減らす
プラグインは、入れすぎるとWordPressに負荷がかかります。
また、CSSやJavaScriptのコード量も膨大になるので、サイトの読み込みに影響します。
読み込み順を迂回させたり、無駄にコードが重複していて、さらに迂回したり、といった影響です。
結果、読み込み速度が遅くなるため、プラグインは必要最小限にとどめましょう。
全部で10〜15件の範囲内なら問題無いでしょう。
「画像」を適切に操る
画像をうまく使うだけで🔗「ゲームチェンジャー」になれる、とGoogleは言っています。
この宣言は、逆に、
画像を「上手く使えていないと」、大きく出遅れることも意味しています。
「.jpeg」と「.png」の使い分けや、「フラットデザイン」の知識など、画像知識の必須事項をこちらで詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
「PHP」のバージョン
「PHP」とは、ワードプレスを構成するメインのプログラミング言語です。
この「バージョン」を意識していないと、ガラパゴス状態の「PHP」の上で日々ブログ運営をしているハメに陥ります。
更新はサーバー側で行います。
「ConoHa WINGプラン」の例だと、
「サイト管理」➜「サイト設定」➜「応用設定」のタブ➜「PHP設定」
から「PHPのバージョン」を選択して保存をすれば完了です。
※WordPressの「テーマ」によっては「PHP」のバージョンアップに対応が間に合わず、レイアウトが崩れたり、サイトにコードが表示されたりと予期せぬ状況が生じることもあります。バージョンアップの前は、直前データのバックアップをとってから行ってくださいね。
「サーバー」の管理メニュー
一部のレンタルサーバーの管理メニューには、サイトヘルスを簡単に向上できるツールが用意されています。
例えば「ConoHa WINGプラン」の例だと、
「サイト管理」➜「高速化」
のメニューを使えば、画像・CSS・JavaScriptなど、様々な角度から、ワンクリックで無駄な要素を整理して、最適化してくれるコンテンツが用意されています。
特にワードプレスで、アニメーションやデザイン機能を多用している人は、間違いなくCSSやJavaScriptのコードが膨大になっているはず。
「ConoHa WINGプラン」を使っている人なら、自力で手に負えないコードのクリーニングをしてくれるので、今すぐ対策しましょう。
その他「Page Speed Technology」のメニューを使えば、他の高速化対策もワンクリックだけで済ませられます。
※「ConoHa WINGプラン」を使っている人なら、以下の画面で「Page Speed Technology 」を使えます。
「ConoHa WINGプラン」は初心者の味方になるセッティングが分かりやすいのでおすすめですよ。
今すぐに対策をしよう
以上が「ブログ表示速度とSEOの関係➜読み込みが遅いと致命傷を負う理由」です。
Googleは「🔗スピードは収益と同じ」と言い切っています。
そして、サイトの高速化には、特に難しい考え方はありません。
「ただ実行するだけ」で割と簡単に収益に貢献する、と言える対策なので今すぐ対策を行いましょう。
最後に大切なお知らせです。
「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)」をおさえておこう
アナリティクスやサーチコンソール、PageSpeed Insightsなどの分析結果には、
「LCP」
「FID」
「CLS」
といった指標が出てきますね。
これが「🔗コアウェブバイタル」です。
ここまでこの記事が参考になったという人なら、ぜひここもおさえておいて下さい。
これらは、サイトの読み込み速度という単純な指標ではありません。
より深掘りしてユーザーの快適さに焦点を当てた速度指標です。
「LCP」とは
サイトの「メインコンテンツが表示されるまでの時間」(ページ全体ではなく)の指標です。
例えば、読者の目を引く最初の画像までの表示時間が典型例。
(Largest Contentful Paintの略)
「FID」とは
ユーザーが、「最初にクリックやタップをした時の遅延時間」。
購入や申し込みのアクションが典型例です。
(First Input Delay)
「CLS」とは
タップしようとしたらレイアウトが直前で動いて、意図しないコンテンツをタップしてしまった、、、
といった不快感のことです。
(Cumulative Layout Shift)
このように、単純なページ読み込み速度だけではなく、
近年は「コアウェブバイタル」がSEOで重視されています。
いずれも、Googleが追求する、ユーザーにとっての快適性の現れです。
Googleは、高速化の指標をどんどん次世代に向けて走らせています。
そして「軽いページ」はその大前提となるもの。
まずは、「重くないサイト作り」のコツを徹底することが、上位表示、収益増への舞台作りに必須です。
以上です!
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その他のブログ運営の盲点
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3年目に入った当ブログは月間5万PV。
このレベルだと「Googleアドセンス」なら1万円の収入です。
そして「Amazon」「楽天」「Yahoo!」の商品レビュー記事で月2〜5万円ほど。月間250件ほどの申込みが入ってそれくらいです。
あと、月「10〜20件」程度のアフィリエイトが発生して5〜10万円。単価が高いココが伸びれば、月50万とかいくんだと思います。
収益が出始めて半年ほど経ち、累計80万円ほどが口座に振り込まれています。
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