ブログを毎日更新してるのに、アクセスが増えない。
ブログの毎日更新に、やや疑いの目を持ちつつある。
ブログを毎日更新して失敗した例を知りたい。
そんな方向けにお届けする記事です!
この記事を投稿する時点で、私のブログ歴は約8ヶ月。
最初の100日間ほどは、毎日更新をしていました。
その結果、ブログ毎日更新の効果は4ヶ月目に入った頃に強烈に実感!
アクセス数が急カーブで増加しはじめ⤴️、検索順位表示も上昇軌道に乗った感じでした。
⚠️ですが状況はあっという間に一転します。
ちょうど5ヶ月目に入った頃。
アクセス数が見る見る減少⤵️
それどころか、挙げ句の果てに検索表示さえされなくなる事態に・・
その原因は、記事の毎日更新をやめたから?
毎日じゃなくて、週1〜2回の更新では話にならない?
いやいや、そんな単純な理由ではないはず。
と、焦ってサーチコンソールを駆使して分析と対応の日々。
分析の結果、その原因は衝撃的な展開でした。
⚠️なんと、ブログの毎日更新そのものが原因だったことに気が付いたのです。
そしてその対策に奔走し、さらに2ヶ月後くらいになんとか回復してひと安心。
回復したとはいえ、ビギナーが陥りやすい、ブログ毎日更新の落とし穴だったような気がします。
このあたりの体験談を具体的にシェアしますね。
きっと参考になると思います。
まずは前提から
ブログを毎日更新する効果
まずは前提として、ブログを毎日更新した場合の結果や効果ってどんなものか、具体的に見ておきましょう。
失敗例はこれと深く関係するからです
【効果1】サイト運営のスキルが身につく
私の場合、始めてから約3ヶ月ほどブログの毎日更新をやってみました。
3ヶ月といえば100記事近くの毎日更新。
それだけやれば、否が応でもサイト運営の知識が蓄積されます。
具体的には、
- WordPress等の知識
- サーバー関連の知識
- 文章力・構成力
このあたりの柱となるスキルについて、目に見えて成長の軌跡が読み取れます。
のんびりと進めるよりも、スタートダッシュでは集中して負荷を掛けて進めるスタイルの方がおすすめ。
毎日更新が大変なのは間違いないですが、その見返りとして、経験値の上昇角度をグッと上げてくれたことは間違いありません。
もちろん、毎日が失敗の繰り返し。
ですが、今振り返ると、失敗さえも財産になっている気がします。
失敗経験があると、色んなことへの対応力が強化されていく感じになりますね。
【効果2】アクセス数が出始める
初期の頃はなかなか検索エンジンに表示されません。
それでも、何かしらを経由してブログを訪問してくれるユーザーが出始めます。
例えば、
- SNS経由で訪問してクリック
- ASP登録後に担当者がサイト審査のためにクリック
- 投稿確認のためのセルフクリック
などなど。
まだ数は少なくてもOK。
同時進行で毎日更新をしていれば、次に説明するGoogle評価にジワジワと連動してきます。
【効果3】グーグルから評価され始める
ブログ開設後、大体2〜3ヶ月経つと、Googleからサイトの存在価値を評価され始めます。
その結果、検索エンジンに掲載される記事がポツポツと。
これをインデックスされ始める、と言います。
もちろん、適切なサイト運営や安定的な記事更新をしていることが前提。
Point
毎日更新をしていれば数ヶ月後には問題なくGoogleに評価され、インデックスに登録され始めます。
Googleによる評価の全体像
ちなみにGoogleの評価の流れは、
- クロール
- インデックス
- ランキング
です。
- クロールとは、特定プログラムによってGoogleがネット上のURLを回遊して検知するような仕組みのこと。
- インデックスとは、特定のアルゴリズム(プログラムのようなもの)によって、そのURLの価値を判断すること。
- ランキングとは、2.の結果を診断して、価値をランク付けすること。
といった感じです。
この記事でもキーとなる概念、重要度はMaxです。
できればGoogleの公式サイトで内容の理解に努めましょう。
【効果4】アクセス数が増え検索上位表示も出始める
Googleに評価され、検索エンジンに掲載されると、アクセス数が増え始めます。
かつ、多くの記事を投稿していれば、中には運よく上位表示される記事が出てきたりも。
上位表示とは、検索結果画面の1頁目にはランクインしているイメージですね
本来はそう簡単なことではないので、初心者での上位表示はちょっとしたミラクル程度に受け入れましょう。
いずれにしても、
- ユーザーが集まれば順位が上がる
- 順位が上がればさらにユーザーが増える
という好循環の兆しが見え始めてきます。
モチベーションも上がります!
【効果5】サイト全体の価値が上がる
上記1〜4までが順調であれば、ブログ全体のサイト価値が上がってきます。
「サイトの価値」といっても、アクセス数のように数値ではないので、感覚的なもの。
この肌感を早めに身に付けることも、のちのち非常に大きな意味を持ってきます。
例えば、狙うべきキーワードの方向性は、サイトの価値を軸にして変わってきたりします。
そのためにも、初心者のブログ毎日更新は一種のトレーニングとしても重要。
【効果6】PDCAが回せて記事の質をあげられる
PVが増えると、順位変動のデータなど、その他の色んなデータも蓄積されます。
そうなってくるとブログの検証が的確にできるようになってきますね。
具体的には、
- どんな記事でアクセス数が伸びているか
- どんなキーワードで検索されているか
- そのデータから課題を見つけ、対策をする
これ(=PDCA)ができるようになるので、好循環がさらに加速します。
【効果7】右肩上がりの波に乗れる ➡︎ ブログ毎日更新の結果
ここまでくれば、ブログ毎日更新の目的達成といっていいかもしれません。
つまり、好循環の軌道に乗せるまでが、ブログ毎日更新の役割ですね。
以上をまとめるとこんな感じ
ステップ1➡️ 集中してスキルアップ
ステップ2➡️ アクセス数を0→1に
ステップ3➡️ Google評価を待つ
ステップ4➡️ 検索エンジンに乗る
ステップ5➡️ サイトの価値を熟成
ステップ6➡️ PDCAを繰り返す
ステップ7➡️ 好循環の軌道に乗る(※)
(※)好循環とは
好循環について今一度。ここは重要です。
- アクセス数が増えれば検索順位が上がる
- 順位が上がればさらにアクセス数が増える
- 両方のデータがたまるとPDCAが加速
- 以上がループ
といった感じですね。
ここまでの説明を見ると、
「毎日更新ではなく、週一回の更新でもステップ1〜7は可能では?」
と思われるかもしれません。
確かにその通り。
なので、ブログ毎日更新の「肩書き」にさえこだわりがなければ、適度な更新頻度で記事を投稿していれば同じような結果や効果になると思います。
週2〜3回くらいのペースなら多分問題無し。
ちなみに「収益化」のテコ入れ対策は、この段階(ステップ7)になってからがいいと思います。
それまでは、エネルギーを注ぎ込むべきはやはり毎日更新の結果を出すこと、つまり上位表示とアクセス数獲得ですね。
では次は失敗例について
ブログの毎日更新による失敗
さて、この記事の本題です。
意気込んでブログを毎日更新したところ、それが仇討ちとなってしまった私の実例。
その全体像はこんな感じ
順を追って説明しますね
【毎日更新の失敗1】キーワードが似通った記事が増える
ブログの毎日更新をやっている時期は、毎日が待った無しの状況。
とにかく記事ネタを書きためておいて、ベルトコンベアのようにネタを日々文章にしていくような感じです。
サイトの全体構成やキーワード選択などに十分な時間をかけている余裕はほぼありません。
しかし本来は、ブログにおける全体構成やキーワード選択などは最重要事項。
そこの優先順位を上げられない流れで数十記事もの量産に走っていると、似通ったキーワードを使った記事が複数出てきたりします。
もちろん、記事の内容・中身は違っていても「単語として」タイトルや見出しが複数の記事同士でバッティングしてしまったりします。
例えば?
⬇️
仮にオンライン英会話スクールの体験談・レビュー記事を書くとします。
9校分の個別レビュー記事と、そのまとめ記事(ランキング記事)で、合計10記事を書いたとすれば、
- 特徴
- 評判
- メリット・デメリット
- こんな人におすすめ
といったキーワードが全部の記事に入っている、というイメージの話です。
【毎日更新の失敗2】Googleの評価が分散する
そうすると、個別の記事での設定キーワードが、複数の記事間で重複。
そのため、そのキーワードにおけるGoogleの記事評価が分散してしまいます。
例えば上記のオンライン英会話のケースで、
「オンライン英会話 おすすめ」
と検索した場合、
一つのブログ内に、そのキーワードが10件の記事に分散してしまいます。
その結果、どの記事も検索エンジンの上位に表示されないという事態に陥りかねません。
こんなイメージ
【毎日更新の失敗3】重複記事とみなされる
「評価が分散する」だけならまだ良いかもしれません。
それだけで終わらず、これらの記事が、
「重複記事」
としてGoogleに判断されてしまうと事が重大になってきます。
Googleは常に、
「Googleで検索してもイマイチだよね」
なんて印象をユーザーに持たれないように、世界中のURLを監視し、価値判断をしています。
そこに、初心者が毎日更新してアップしているような、
- 開設して日が浅いブログ
- 重複っぽい記事
を見つけたりすると、
「よくわからないこのドメインのこれらの記事は、重複っぽいので検索結果に表示させない」
というジャッジを下してしまいます。
【毎日更新の失敗4】検索エンジン未登録となる
そのジャッジは、言い換えるとつまり、
検索エンジンに登録しない
ということ。
その結果、どれだけ検索されても、どれだけ高品質な記事を投稿できたとしても、永遠に検索表示されることがなくなります。
このことを「インデックスに未登録」といった表現をします。
【毎日更新の失敗5】ブログ全体の評価が下がる
そして輪をかけるような展開がさらに待ち受けています。
残念ながら「インデックス未登録」になってしまった記事。
不運だったね、としてそれらを諦めるだけでは話が終わらないからです。
インデックス未登録の記事が複数積み重なっていくとどうなるか・・
当然、そのブログ全体の信頼性に影響してきますね。
このブログが発信する記事はあぶない、
といった印象を、波及的にGoogleに与えてしまうわけです。
【毎日更新の失敗6】ブログ全体の価値が下がる
そして、当然そのブログ全体の価値が下がります。
一旦そうなってしまうと、全く別の記事を投稿したとしても、その新規記事の検索順位にも厳しく影響してきます。
このことは、Googleも公式に次のように言及しています。 (Googleウェブマスター向け公式ブログより引用)
低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。低品質なページを削除したり、内容の薄いページをまとめて役に立つコンテンツに改善したり、もしくは低品質なコンテンツを他のドメインに移動させたりすることが、最終的に良質なコンテンツの掲載順位を改善することにつながります。
この事態は、この前の章で説明した「好循環」の真逆です。
まさに、右肩下がりの「悪循環ループ」に突入してしまうことになります。
これが、ブログの毎日更新による失敗例です。
ということで、これらの注意点や対策を見ていきましょう
ブログを毎日更新する時の注意点
【注意点1】低品質記事と見られないように工夫する
上記の話を簡単に表現すると、
「検索エンジンに表示させる価値がない記事」
とGoogleにジャッジされてしまっている点がポイントです。
とすると、そのように見られない工夫を意識する必要がありますね。
具体的には、
「重複した記事ではない」
ということを明確にアピールする工夫が必要です。
【注意点2】重複記事と見られないように意識したライティング
ある程度の記事数が増えてきたら、重複記事と見られそうなものがないか、を徹底的に意識。
そしてその可能性がある記事同士では、次の3点を工夫しながらライティングすれば回避できます。
【工夫1】記事タイトル、記事内見出しは慎重に
記事のタイトルや、記事内の見出しに使う用語は慎重に選びます。
この2点は、その記事の検索キーワードと密接に関係するからですね。
他の既存の記事と重複とみなされそうなキーワードは、記事タイトルや記事内の見出しにその単語を入れない方が無難です。
【工夫2】キーワード設定の重要度を上げる
ブログの毎日更新で大変な時期でも、キーワード設定は時間をかけて熟慮した方が無難です。
極端な話、記事は出来上がっていてもキーワードが上手くまとまらなければ、その日の更新は持ち越して毎日更新を断念してもいいというくらい、キーワードの重要度は上げていいと思います。
【工夫3】URLパーマリンクにも注意
パーマリンク(記事ごとに設定するURL)の付け方にも工夫が必要です。
似たようなパーマリンクの記事が複数あると、Googleは途中でクロールをやめてしまいます。
クロールされないと、当然、インデックスにも未登録、検索表示から外されてしまいます。
例えば、同一ジャンル内でシリーズ化して投稿するような記事の場合でも、個々のパーマリンクはオリジナリティあるURLにした方が無難です。
回避したい例
私がCSSに関する一連のシリーズ的な記事を投稿した際の例です。
以下のようなパーマリンクにしてしまいましたが、典型的なNG例だと思います。
「〜.com」以降に注目してください。
- https://www.fuwafuwa-af.com/css3/
- https://www.fuwafuwa-af.com/css4/
軽率にパーマリンクを設定してしまった最悪の例ですね。
【注意点3】定期的にサイトの健康状態をチェック
ブログの毎日更新の進め方に問題がなければ、ある時期から徐々にアクセス数は増えるはず。
裏を返すと、数ヶ月経ってもアクセス数が増えず、検索表示もされないようなら確実に何らかの問題がある、と判断しましょう。
同じく、アクセス数が順調に増えたのに、何の予兆もなくそれが減ることもあり得ます。
そしてこれらは誰も教えてくれません。
例えば、Googleから「インデックス未登録にしたよ」なんていうメッセージが届くわけでもありません。
なので、自分のブログを自ら定期的に監視しておかないと、現状から外れた全く的外れのサイト運営になってしまいかねません。
そのチェック方法が次の章
問題の有無の確認方法
自分のブログが今抱えている問題点や現状を的確に確認する方法は、サーチコンソール(Google Search Console)を使います。
初心者の場合、設定はしてみたものの、使い方が分からなくて放置したままの人も多いかもしれませんね。
しかしこのサーチコンソールは、サイト運営に関する情報の宝の山。
特に、インデックスの登録に関するあなたのブログの健康状態を、きっちりとデータで示してくれますので、これを確認しない手はありません。
具体的には、サーチコンソールの「カバレッジ」機能を使えば、現状確認と、そしてその治療・対策までできます。
しかもやり方は超簡単。
⬇️
ブログを毎日更新している中で、サーチコンソールを使い、定期的に自分のサイトの状況を把握できるようなスキルも一緒に吸収してしまいましょう!
ブログを毎日更新した結果アクセス数が減少した例【まとめ】
以上、本記事をざっくりと本質論だけでまとめると、
- ブログの毎日更新の効果は計り知れないものがある
- でも一本一本の記事は高品質を維持しないと意味がない
といった感じですね。
類似したコンテンツや重複と思われそうな記事をアップしてしまうと、意味がないどころかペナルティ(インデックス未登録)まで待ち構えています。
さらに、こういった事情を知らなければ、アクセス数が増えないのは努力不足と勘違いして、さらに低品質な記事の量産に走ってしまうかもしれませんね。
ちなみに、アクセス数が増え、サイトの価値が上がり、Googleからの信頼度も安定した状態になれば、そう簡単には重複・類似とみなされることはないと思います。
毎日更新している有名ブロガーさんたちの記事は、明らかに類似した記事が多いですよね。
それでも、同時にアクセス数も多いことがユーザー満足度を満たしている証拠。
本記事はあくまで個人ビギナーのケースということに留意しておいてくださいね。
ということで、今一度この記事のコンテンツをまとめておきます。
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