ConoHa WINGでワードプレスのバックアップを【復元する】方法

 

この記事では「ConoHa Wing」を用いた、

  • 自動バックアップメニューの使い方
  • そのバックアップデータで「復元する」方法

この2つに焦点を当てて解説します。

ConoHa WINGでワードプレスを運営している人なら、

バックアップを取るだけなら、普段は「何もやることはない」ですね。

その理由は以下のとおりです。

「ConoHaWING」の自動バックアップサービス
  • 「無料で」毎日バックアップ
  • 「自動で」過去14日分を保存
  • 「ワンクリックで」リストア可

このように、自動バックアップ機能は、コノハユーザーに至れり尽くせりのサービスだからです。

ひよこ_お風呂_02

プラグインでバックアップとか、FTPで手動バックアップとか、そんな手間暇が一切かからないところが最大のメリットです。

 

とはいえ、いざ、バックアップデータを復元させたい肝心な時に

 

ひよこ_放心_02

う、、どうやって復旧させるんだっけ??

 

ここをクリアにするのが今回の記事のテーマです。

レベル的には中級クラス。

FTPの知識も少し身に付きますよ。

早速みていきましょう!

 

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undraw_articles

レンタルサーバーによるバックアップの復旧は、作業的に、大きく2つに分かれます。

 

【前半】「Web」を復旧する方法

 

まずは、「Web」データを復旧させる、前半の作業から始めます。

※その後、「データベース」を復旧させる後半の作業があります。

前半の流れがこちらです。

「Web」データを復旧させる流れ
  • Step1
    リストアしてバックアップファイルを作成

    コントロールパネルで実行します

  • Step2
    バックアップファイルをPCにダウンロード

    ファイルマネージャーを使います

  • Step3
    本体に上書きアップロード

    PC➜ファイルマネージャーに上書きします

復旧にかかる所要時間は、トータルでで5分程度です。

【Web復旧-Step1】「リストア可」を実行

Step1では、「自動バックアップ」メニューを使います。

おなじみの「ConoHa WING」のコントロールパネルから始めます。

①〜③の順にクリックすると「自動バックアップ」のメニューに入れます。

その「自動バックアップ」のメニューで、

「Web」の「リストア可」を実行しましょう。

【Web復旧-Step2】「back_up_data_web」を確認

リストアが完了すると、サーバー内に、

「back_up_data_web」

というフォルダが出来ます。

これが「Web」のバックアップデータです。

※このデータは、24時間経つと自動的に削除されます。

「リストア」=「見える化」

リストアは、ConoHaが、日々、自動バックアップしてくれているデータを、ユーザーに「見える化」する作業、といったイメージです。

 

では、見える化されたバックアップデータが「どこにあるのか」、

そして、それを「どうすればいいのか」、

それが次です。

「ファイルマネージャー」を開く

「見える化」されたとはいえ「back_up_data_web」は、まだサーバーの中にあります。

そこで「ファイルマネージャー」の出番。

このメニューを使うと、サーバー内のデータを操作することができます。

コントロールパネルから、以下の①〜③と進むと「ファイルマネージャー」が立ち上がります。

右側がサーバー内のファイル構成。

初めてなら難解に見えるかもしれませんが、いつ開いても同じ構成。

そのうち「あぁ、これね」となる感じです。

確認の仕方

画面にあるように、

自分のデータベース名@localhost

の中に、

backup_data_web

というフォルダができているのが確認できます。

これが「Web」のバックアップデータです(2回目)。

このデータをどうすればいいのかが次です。

復旧したいサイトをダウンロード

ファイルマネージャーで「backup_data_web」を見つけたら、さらにその中にある、

public_html

をクリックしてフォルダを展開していきましょう。

public_html」を展開させると、

自分のサイト名が付いたフォルダ」を見つけられるはずです。

この「自分のサイト名のフォルダ」を右クリックでダウンロードします。

※ダウンロードには数分かかります。

「Web」のデータがPCに保存

これで「Web」のバックアップデータがPCに受け渡されました。

このあと、PCから本体にアップロードします。

 

ところで、そもそも「ファイルマネージャー」って何なんでしょう。

ConoHaの「ファイルマネージャー」とは

「ファイルマネージャー」は、ConoHa WINGの看板メニュー。

サーバー内のファイルやフォルダをダウンロードできたり上書きできたり、そして直接編集までできる機能です。

「FTP」でもOK

要は「FTP」と同じ機能。

なので「ファイルマネージャー」でなくても、使い慣れたFTPツールを使って作業しても、全く同じことができます。

逆に、ファイルマネージャーがあればFTPは不要、とも言い換えられます。

【Web復旧-Step3】本体に上書きアップロード

続いて、「Web」復元の最後の手順「Step3」です。

PCに保存した「自分のサイト名のフォルダ」の中から、復旧に必要なデータを本体に上書きアップロードします。

※ファイルマネージャーを使います。FTPを使っても同じことができます。

何をアップロードすればいい?

アップロードするべきデータは、本来は「もとに戻したいデータだけ」でOKです。

ただ、よく分からない人は、慣れるまでは次を参考にしてください。

普段、ユーザーがブログを更新したら、

ほぼ「wp-content」内のデータが更新されています。

まずはこの「wp-content」のバックアップデータを上書きアップロードして、以前の状態に戻るかどうかを試しましょう。

CSSを誤ってカスタマイズしたり、headerにコードを加えたことで生じたトラブルなら、

wp-content」を元に戻せば治ることが多いです。

その他のファイルの内容

その他のデータは、意図的にプログラムを書き換えない以上、ほぼ更新されることはありません。

※例外的には、WordPressのバージョンや、テーマをアップデートした時などは、「wp-content」以外のデータが更新されます。

データ名内容
wp-admin管理画面の表示部分に使われるHTMLやPHP、CSSなど。WordPressのバージョンアップなどの際にファイルが更新
wp-contentテーマやプラグインや投稿画像など。ユーザーの更新に直結するものが多い
wp-includesAPIや関数などのプログラムファイル。WordPressシステム全般に関係するデータ。WordPressのバージョンアップなどの際にファイルが更新
.htaccessサーバーの基本動作を管理
index.phpサイト全体に関わる基本を記述したファイル。アクセスがあった場合に、最初に読み込まれる
license.txt単なる情報なのでバックアップやアップロードする必要なし
readme.html単なる情報なのでバックアップやアップロードする必要なし
wp-activate.phpユーザー情報に関するファイル
wp-blog-header.phpWordPressの環境に関わるファイル
wp-comments-post.phpコメントの投稿に関するファイル
wp-config.php各種の設定に関するファイル
wp-links-opml.phpXMLの出力に関するファイル
wp-login.phpログインに関するファイル
wp-settings.php基本設定に関するファイル
wp-signup.phpブログ名やユーザー名の設定に関するファイル

どこにアップロードすればいい?

バックアップデータのアップロード先がこちらです。

ファイルマネージャーを使って(FTPでもOK)
  • 〜@localhost
    • public_html
      • 自分のサイト名
        • wp-content

ここの「wp-content」に、PCに保存した同じデータを上書きアップロードしましょう。

前半の「Web」復元作業が完了

これで前半の「Web」の復元作業が完了です。

続いては後半です。

後半は「データベース」の復元作業。

前半の「Web」の復元とは別の作業になります。

 

undraw_Pair_programming

 

【後半】「DB」を復旧する方法

後半は、「DB」(データベース)を復元する作業です。

その流れがこちらです。

「DB」を復旧させる流れ
  • Step1
    リストアして復元用の「DB」を作成

    コントロールパネルで実行します

  • Step2
    リストアしたデータベース名(DB名)を確認

    コントロールパネルで確認します

  • Step3
    リストアしたデータベースに接続

    ファイルマネージャーも使います

Webデータ

「Web」のデータは、WordPressを構成する主要なプログラミング言語のファイル群。PHPとかHTML、CSSなどです。これらのデータのことを「Webデータ」と一般的に呼んでいます。

 

データベース

一方、この章の「DB」はプログラミングとは全く別で、データベース形式のファイル群です。「記事の内容」などは、単なる大量のテキストデータの集まりで、PHPやHTMLとは別の世界。これらが「データベース」です。

 

両方とも復元が必要な理由

一つのサイトが表示される時、「Webデータ」でWordPressの見た目やデザインをプログラミング言語で整え、同時に、「データベース」から記事の内容を抽出して、両者をガッチャンコさせている、といったイメージです。

だから、両方とも復元が必要といわけです。

【DB復旧】「今現在の」データベースを確認

まずは、復旧前の今現在、自分のサイトがどのデータベースに接続されているのかを確認しましょう。

ここはファイルマネージャーで、

wp-config.php」を開くと確認できます。

※ちなみに「config」の意味は「設定」。

右クリックで中を見ると・・・

〜〜これより前にコードが20行ほど〜〜

// ** MySQL settings - You can get this info from your web host ** //
/** The name of the database for WordPress */
define( 'DB_NAME', '「データベース名」' );
/** MySQL database username */
define( 'DB_USER', '「ユーザー名」' );
/** MySQL database password */
define( 'DB_PASSWORD', '「パスワード」' );

〜〜ここからもコードがたくさん〜〜

赤字の箇所がチェック項目です。

※実際は色無しで、英数字です。

メモをしたら「Step1」へ。

【DB復旧-Step1】「リストア可」を実行

「自動バックアップ」で「リストア可」

Step1は、「自動バックアップ」メニューで「DB」の「リストア可」を実行します。

データベース名を選んでリストア

次の画面で「DB」を選択する画面が出たら、メモしておいた「データベース名」を選んで「リストア」をクリックします。

これで「リストアされたデータベース※」が作成されます。

これが「DB」のバックアップデータです。

※要は、これに接続し直す作業を、これからやります。

【DB復旧-Step2】リストアした「データベース名」を確認

「データベース名」の確認方法

出来上がった新しい「データベース名」を一覧で確認できる画面がこちらです。

リスト表示されているデータベースの中を開き、先ほどリストアしたデータベース名を確認します。

データベースは、リストアするたびに新しく作成されていきます。

「データベース名」の末尾にリストアした日付が表示されているので、そこで対象となるデータベースを見極めましょう。

このデータベース名が、次のStep3で必要になります。

※その上にある「ネームタグ」は、管理しやすいように自由に名前を変えてOKです。

【DB復旧-Step3】リストアした「データベース」に接続

ファイルマネージャーで「wp-congfig.php」を書き換える

再び「ファイルマネージャー」を開きます。

自分のサイト名のフォルダ」の中にある、

wp-config.php」を右クリックで編集します。

この「wp-config.php」を「ACE Editor」で開きます。

以下の赤字の箇所を、

リストアしたデーターベース名」に変更して保存します。

〜〜これより前にコードが20行ほど〜〜

// ** MySQL settings - You can get this info from your web host ** //
/** The name of the database for WordPress */
define( 'DB_NAME', '「データベース名」' );
/** MySQL database username */
define( 'DB_USER', '「ユーザー名」' );
/** MySQL database password */
define( 'DB_PASSWORD', '「パスワード」' );

〜〜ここからもコードがたくさん〜〜

※ここは重要な変更なので、慎重に行いましょう。

コントロールパネルで「接続先データーベース」を変更する

これで最後の手順!

再び「データベース」の画面に戻り、今度は「ユーザー」の中を開きます。

マークをクリックして、

リストアしたデーターベース名」を選択し、保存します。

 


 

以上で終了です!

初心者の方には、ややレベルが高いかもしれませんが、バックアップは復元までできないと「全く意味がありません」。

バックアップの経験値を増やすと、サーバースキルも上がるので、ぜひ何度もトライしてみましょう!

バックアップについて基礎から見直しておきたい人は、こちらの記事も参考にどうぞ!




 

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