これらのロゴは「Fire TVシリーズ」の対応サービス。
この記事では「Fire TV シリーズ」を徹底解説しています。
「第3世代」「4K Max」「New Fire Cube」の違いを購入前に理解して、
「どの機種を選ぶのが最適か」
このテーマを心ゆくまで検討しましょう!
※「要するに何ができるの?ポイントだけ教えて!」といったタイプの人は、こちらの記事のほうがおすすめです。
本記事は、割と細かい点を比較検討するためのレビュー記事です。
Fire TV Stickのラインナップ
Fire TVシリーズのラインナップは、以下の3種類です。
Fire TV シリーズ
- 「Fire TV Stick 」(標準)
- 「Fire TV Stick 4K Max」(4K対応)
- 「New Fire TV Cube」(最上級)
Fire TV Stick(第3世代)
Fire TV Stick 4K Max
New Fire TV Cube
Fire TV Stick「第3世代」とは
まずは「第3世代」の「Fire TV Stick」から見ていきます。
「Fire TV Stick(第3世代)」はシリーズ最安のスタンダードモデルです。

Fire TV Stickを世に知らしめた元祖モデルから「第2世代」を経て、2020年9月にモデルチェンジ、「第3世代」へと進化しました。
進化した「第3世代」のポイントがこちらです。
第3世代のポイント
- フルHD+HDRに対応
- Dolby Atmosに対応
- 処理能力50%アップ
その主要諸元がこちら。
Fire TV Stick(第3世代) | |
モデルポジション | Standard |
モデルチェンジ | 2020年9月 |
入出力端子 | HDMI出力、Micro-USB(電源用) |
wifi | Wi-Fi 5 |
映像 | 最大1080p (HD)、HDR、HDR10+、HLG |
オーディオ | Dolby Atmos、Dolby Digital、Dolby Digital+のサラウンド対応。Dolby Atmos、Dolby Digital,Dolby Digital+のHDMIオーディオパススルー |
ストレージ | 8GB |
メモリ | 1GB |
プロセッサ | クアッドコア1.7GHz、GPU650MHz |
OS | Fire OS 7 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
Miracast | ○ |
サイズ | 86x30x13mm |
重量 | 32.0g |
参考)iPhone14の大きさ➜147×72×8mm、172g
どの項目も、
「これで十分」
と評判で、累計1.5億個以上売れてる大ヒット商品です。
それだけヒットしているポイントを見ていきます。
HDRに対応【Fire TV Stick第3世代】
まずは画質面。
「フルHD」は第2世代から対応していましたが、
第3世代は「HDR」にも対応しています。
ちなみに「HD」とは解像度のことですね。
画質 | 解像度 |
---|---|
SD(480p) | 720×480 |
HD(720p) | 1,280×720 |
フルHD(1,080p) | 1,920×1,080 |
4K(2,160p) | 3,840×2,160 |
そして「HDR」は「明るさの幅」「広範囲の輝度」を駆使して、鮮やかさを突き詰めた技術です。
※「HDR」;High Dynamic Range

解像度よりも「HDR」に投資する方が画質向上に貢献する、と言われ、画質における近年の注目スペックです。
Dolby Atmosに対応【Fire TV Stick第3世代】
次は音響面です。
第3世代は「Dolby Atmos」に対応しています。

「Dolby Atmos」とは立体音響の音声フォーマットですね。
前後左右に加え、上下にもサウンドが演出されて、作品に没入できる音声テクノロジーです。
処理能力が50%向上【Fire TV Stick第3世代】
3つ目は、本体の処理能力のクオリティ。
メモリ、プロセッサともに性能が向上。
処理能力は前モデルより50%アップと謳われています。
映像・音響に加え、処理性能も上がったことで、このFire TV Stick(第3世代)で映画館やホームシアターと同レベルを自宅リビングで演出可能です。

※映像・音響は対応するコンテンツと機器が必要です。
以上が「Fire TV Stick第3世代」の主な特徴です。
※もっと入門的に「ファイヤースティックで何ができるの?」「どうやって使う?」「お得な買い方は?」といったことを知りたい人はこちらの記事の方がおすすめです。
続いては「Fire TV Stick 4K Max」、上位機種について見ていきましょう。
Fire TV Stick 4K Maxとは
「Fire TV Stick 4K Max」は、「Fire TV Stick 4K」の後継機種。
製品名の文末の「Max」が進化の称号です。

2021年10月に発売され、4K対応のコンテンツ配信に対応する上位モデルとなります。
「Max」の進化ポイントがこちらです。
4K Maxのポイント
- CPUとメモリがパワーアップ
- 「Wi-Fi 6」に対応
- 操作レスポンスが高速化
Fire TV Stick 4K Max | |
モデルポジション | High |
モデルチェンジ | 2021年10月 |
ピクチャーインピクチャー | ○ |
入出力端子 | HDMI出力、Micro USB(電源用) |
wifi・イーサネット | Wi-Fi 6 |
映像 | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ |
オーディオ | Dolby Atmos、7.1サラウンド対応、2chステレオ、最大5.1chのHDMIオーディオパススルー |
ストレージ | 8GB |
メモリ | 2GB |
プロセッサ | クアッドコア1.8GHz、GPU750MHz |
OS | Fire OS 7 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
Miracast | ○ |
サイズ | 99x30x14 mm |
重量 | 48.4g |
標準モデルとの価格差が1.4倍になっているのも頷ける仕様です。
CPU・GPU・メモリ・プロセッサがパワーアップ【4K Max】
さらに、本体のメモリとプロセッサ、CPU、GPU、メモリを大幅に強化。
大容量の映像配信への対応が多方面で強化され、従来型に比べて40%の処理力向上と公表されています。
OSも「Fire OS 6」から「Fire OS 7」へとバージョンアップしています。
「Wi-Fi 6」に対応【4K Max】
「Wi-Fi 6」は、従来の「Wi-Fi 5」の1.4倍の高速化を実現した通信規格です。

また「Wi-Fi 6」は複数同時接続しても混雑しない仕組みのWi-Fi規格。
「4K Max」は文字通り4Kの大容量の映像配信への円滑な対応が可能になっています。
「4K Max」は、まさに「力強さ」を肌で感じれる上位機種と言えます。

以上が、標準モデルと上位機種、つまり、
- 「Fire TV Stick(第3世代)」と
- 「Fire TV Stick 4K Max」
について個別の紹介でした。
続いて、両者を比較検証しましょう。
「第3世代」と「4K Max」の違い
標準モデルと上位モデル、つまり、
- 「Fire TV Stick(第3世代)」と
- 「Fire TV Stick 4K Max」は、
スペックを見るだけで違いは明確です。
「第3世代」と「4K Max」のスペック比較
Fire TV Stick(第3世代) | Fire TV Stick 4K Max | |
---|---|---|
モデルポジション | Standard | High |
モデルチェンジ | 2020年9月 | 2021年10月 |
定価 | 4,980円 | 6,980円 |
ピクチャーインピクチャー | × | ○ |
入出力端子 | HDMI出力、Micro-USB(電源用) | HDMI出力、Micro USB(電源用) |
wifi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 |
映像 | 最大1080p (HD)、HDR、HDR10+、HLG | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ |
オーディオ | Dolby Atmos、Dolby Digital、Dolby Digital+のサラウンド対応。Dolby Atmos、Dolby Digital,Dolby Digital+のHDMIオーディオパススルー | Dolby Atmos、7.1サラウンド対応、2chステレオ、最大5.1chのHDMIオーディオパススルー |
ストレージ | 8GB | 8GB |
メモリ | 1GB | 2GB |
プロセッサ | クアッドコア1.7GHz、GPU650MHz | クアッドコア1.8GHz、GPU750MHz |
OS | Fire OS 7 | Fire OS 7 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.0 |
Miracast | ○ | ○ |
サイズ | 86x30x13mm | 99x30x14 mm |
重量 | 32.0g | 48.4g |
「第3世代」と「4K Max」の大きな違い
中でも、注目したい相違点は以下の3つです。
4K Maxのポイント
- 操作レスポンス
- 高画質、「Wi-Fi 6」への対応
- 価格差1,000円(セール時)
操作レスポンスの違い
操作レスポンスは「4K Max」の圧勝です。
起動➜コンテンツ選択➜再生開始
といった単純なレスポンスだけで、両者で10秒近く差が出ます。
機器の反応でストレスを感じるタイプの人なら、
このためだけに価格差2,000円を上乗せして「4K Max」を選択する価値があります!

高画質・「Wi-Fi 6」の違い
「第3世代」と「4K Max」ともに、現在主流の高画質テクノロジーに対応しているので、画質面では基本的にはどちらも満足できます。
特に第3世代が「HDR」に対応してきたことで、基本差は縮まったと言えるでしょう。
ただし「4K Max」は、その冠のとおり「4K」への対応だけは専売特許です。
「Wi-Fi 6」への対応とあわせて、この辺りは手持ちの対応機器・コンテンツの環境によって選択は割れるでしょう。
価格差は1,000円(セール時)
購入時に最も値引き率が高いのは、本家本元のAmazonECサイトでの購入です。
以下の4つのセール期間を狙い撃ちすれば、半額「以下」で買えることもありますよ。
Amazonの4大ビッグセール
中でも2022年、最大のセール期間「プライムデー」では、なんと「60%割引」でした!
Fire TV Stick(第3世代) | Fire TV Stick 4K Max | |
---|---|---|
定価 | 4,980円 | 6,980円 |
初売りセール | 3,980円(-20%) | 4,980円(-29%) |
プライムデー | 1,980円(-60%) | 3,480円(-50%) |
セール期間中は、
Amazon全体の中で、販売個数が1位!になるほど!
Fire TVシリーズの売れ行きは凄まじいことになってます!
Amazonプライム会員なら驚異的な優遇が多いので、プライム会員未加入の人は、今すぐに下調べを!
サイズの違い
「第3世代」と「4K Max」は、スティックの全長が異なります。
「第3世代」に対して「4K Max」の方が「13mm」長い仕様です。


※リモコンの大きさは同じです。
テレビ裏側のHDMI挿入口のスペース不足で、物理的に差し込めないテレビもあるので、購入前に実際のスペースチェックは必須です。


最悪、同包のHDMI延長ケーブルを使って干渉を回避することが可能です。

以上が「Fire TV Stick(第3世代)」と「Fire TV Stick 4K Max」の比較でした。
最後に、異次元スペックの「New Fire TV Cube」について紹介します。
New Fire TV Cube
「New Fire TV Cube」は、Amazon Fire TV シリーズの最上位機種です。

2022年9月に新型が発売され、価格は19,980円、セール時には1割ほど値引きされて17,980円といった価格帯です。
ここまで見た2つのモデルとは異質の、高次元エンターテインメントデバイスといったポジションにあります。
スピーカー内蔵【New Fire TV Cube】
見た目は、手のひらに乗る、四角いオシャレなスピーカーといった感じです。
デザインはファブリック仕上げで、安っぽさはないです。

画質【New Fire TV Cube】
画質の基本仕様は「4K Max」と同じ。
現行では最高峰の画質を楽しめます。
ただし、Fire TV Cubeには、なんとアップスケーリング機能があります。

HD画質のコンテンツでも、HDMI接続で再生すれば4Kに変換!
4K対応のテレビがあれば、映像をより鮮明に映し出せます。
ハンズフリー【New Fire TV Cube】
本体にはマイクが8個備わっています。

これにより、Fire TV Cubeの音声認識は以下のように特徴づけられています。
- マイク感度が非常に高い
- 音声認識レベルはストレス無し
- 部屋の端からでも難なく使える
音声操作に馴染みがない人でも、ハンズフリーに慣れると、物理操作はほぼやらなくなりますよ。
イメージはこんな感じです。
やりたいこと | 「アレクサ!」に続くセリフ |
---|---|
テレビ | テレビをつけて |
テレビの音を大きくして | |
6チャンネルにして | |
動画 | プライムビデオを開いて |
30秒巻き戻して | |
YouTubeで料理動画を探して | |
Web | 今日の天気は |
右にスクロールして | |
1番を選択して |
TVの操作だけではなく、スマートホームで照明をつけたりするのもAlexaに話しかけるだけで可能です。
ウェブカメラ接続【New Fire TV Cube】
カメラ(「Ring」)をAlexaに接続すれば、宅配便が届いた時などは、ワイプ画像でテレビ画面に映像を出せます。
諸元表にある「ピクチャー・イン・ピクチャー」がこの機能。
ソファに座ったままや、プライムビデオを流したまま、ワイプ映像で玄関先を確認したり、応答することができます。
Wi-Fi 6に対応【New Fire TV Cube】
「Wi-Fi 6」は、従来の「Wi-Fi 5」の1.4倍の高速化を実現した通信規格です。

データの送受信にかかる時間を大幅に短縮、4Kの大容量の映像配信に最適な規格です。
通信網の混雑による影響にも強く、複数接続による遅延も解消する仕組みのWi-Fi規格です。
高速処理のプロセッサー【New Fire TV Cube】
オクタコア4×2.2GHz+4×2.0GHz、GPU800MHzのプロセッサー搭載。
公表の表現によると、
- 前モデルから20%パワフルに
- 「4K Max」の2倍のパワフルさ
という謳い文句です。
ここは、ただの広報用のリップサービスではなく、実際思いのまま、スマホ並みに反応します。
HDMI端子【New Fire TV Cube】
本体裏面に入出力端子が複数あります。

Blu-rayレコーダーやプレステ、ウェブカメラやUSBストレージなどのデバイスと接続できます。
イーサネット端子【New Fire TV Cube】
イーサネット入力端子もあり、地味ながらも実用上のインパクトはかなり大きいです。
有線ネットワーク接続ができるため、一切の通信面の不安感から解放してくれます。
以上です!
ここまで読んだ方は、せっかくなので、話題の「Amazon Echo(エコー)」のことも、おさえておきませんか?
性能比較表
全てをまとめた比較表がこちらです。
Fire TV Stick(第3世代) | Fire TV Stick 4K Max | New Fire TV Cube | |
---|---|---|---|
モデルポジション | Standard | High | Top |
モデルチェンジ | 2020年9月 | 2021年10月 | 2022年9月 |
定価 | 4,980円 | 6,980円 | 19,980円 |
Amazonレビュー | 4.4 | 4.5 | 4.2 |
内蔵スピーカー | × | × | ○ |
ピクチャーインピクチャー | × | ○ | ○ |
入出力端子 | HDMI出力、Micro-USB(電源用) | HDMI出力、Micro USB(電源用) | HDMI2.1出力ポート、HDMI2.1入力ポート、電源ポート、USB‐A2.0ポート(電源用ではありません) 、赤外線 (IR)ポート(オーディオ用ではありません)、イーサネットポート(10/100Mbps) |
wifi・イーサネット | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 + イーサネットポート内蔵 |
Fire TV Stick(第3世代) | Fire TV Stick 4K Max | New Fire TV Cube | |
映像 | 最大1080p (HD)、HDR、HDR10+、HLG | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ |
オーディオ | Dolby Atmos、Dolby Digital、Dolby Digital+のサラウンド対応。Dolby Atmos、Dolby Digital,Dolby Digital+のHDMIオーディオパススルー | Dolby Atmos、7.1サラウンド対応、2chステレオ、最大5.1chのHDMIオーディオパススルー | Dolby Atmos、7.1 サラウンド対応、2chステレオ、最大5.1chのHDMIオーディオパススルー |
ストレージ | 8GB | 8GB | 16GB |
メモリ | 1GB | 2GB | 2GB |
プロセッサ | クアッドコア1.7GHz、GPU650MHz | クアッドコア1.8GHz、GPU750MHz | オクタコア4×2.2GHz+4×2.0GHz、GPU800MHz |
OS | Fire OS 7 | Fire OS 7 | Fire OS 7 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.0 |
Miracast | ○ | ○ | ○ |
サイズ | 86x30x13mm | 99x30x14 mm | 86x86x77mm |
重量 | 32.0g | 48.4g | 513g |
参考)iPhone14の大きさ➜147×72×8mm、172g
公式サイト
間違っても類似品を買ってしまわないようにしましょう。
正規品のサイトがこちらです。
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※各仕様はFire TVのデバイス仕様: 概要を引用しています。