大学職員の中途採用の面接・・・
(面接官)「もし採用されたとしたら、ウチの大学で実現したいことはありますか?」
こんな質問されたとき、
(応募者)「知らんっ💢そんなもん!!」
これが本音ですよね。
この類の質問にちゃんと答えるのって、ちょっと無理があると思いませんか??
とはいえ、この手の質問は、それなりの確率でくるのが現実・・
そして、内定に至る人たちの答え方には、一定の法則らしきものが見え隠れしています。
これが、面接をしている側の感覚です
その答えを順に探っていきましょう!
【大学職員のブログ】「あなたがウチの大学に採用されたら実現したいことはありますか」と聞かれたらどう答える?【Step1】
【Step1】NG回答は絶対に避けるべき!
まずは、一発退場となる爆弾フレーズだけは絶対に避けましょう!
爆弾フレーズは、それが出ただけで、
(面接官)「あちゃ〜」
と、面接官は、一気に冷ややかになっていることをよく理解しておくべきです。
爆弾ワードとは、例えばこんなフレーズのこと。
✅ 母校の先輩として、後輩学生に親身に対応できます!
✅ 留学経験を活かして、大学の国際化に貢献できます!
✅ 就活サポートで、学生に有益な情報を提供できます!
この類のフレーズ、面接官には、相当イタいフレーズとして受け止められます。
なぜイタいんでしょうか?
💡 Point
その理由は、大学職員の仕事領域を全く理解できていない、と映るからです。
そして、
上記のフレーズには、それが「露骨に」出ているからです。
具体的に説明しますね
【大学職員のブログ】「あなたがウチの大学に採用されたら実現したいことはありますか」と聞かれたらどう答える?【Step2】
【Step2】大学職員の仕事の本質を理解しておくべき!
大学職員の仕事内容を、キャンパス生活の経験や、学生感覚だけで語ることは、最も危険です。
理由は、それだけで転職活動の面接に臨んでいるというスタンスそのものが、極めて浅はかな印象につながるから。
社会人経験がある以上、下調べは入念かつ的確に行い、事実をよく認識して行動するべきですよね。
その上で、自分なりの見解を作れる人が、頼もしい中途採用候補者として面接官には映ります。
ですので、大学職員の面接でコメントする内容は、学生経験で話すことは避けた方が無難です。
そうではなく、大学を法人して受け止めて、その経営活動をちゃんと調べて、研究をした内容で語りましょう。
「じゃあ、どうすればいいの?」
となりますね。
大学職員の仕事内容、その大半は、
- 申請業務、
- 届出業務、
- 行政手続き、
- 会議運営、
- 資料作り、
- 計算、
- 確認、
- 保存、
- 前例調査、
ちょっと調べると、こういった事務作業ばかりであることがわかるはずです。
はっきり言って、
地味なんです。
そして、地味な事務作業ばかりですけど、
その地味な職務を、高度なレベルで遂行できる人
そういう人が求められているんです!
ここをターゲットにして、対策を練りましょう!
【大学職員のブログ】「あなたがウチの大学に採用されたら実現したいことはありますか」と聞かれたらどう答える?【Step3】
【Step3】地味であることを軸にコメントする!
大学職員の期待値ってものを、少しだけでも理解できている人なら、ここまでの話は速攻でピンとくるはず。
つまり、
何か新しい価値を生み出すような能力は、基本、必要ありません。
また、
学生のために何か役に立つことをしてあげるとか、
国際化とか、就職率アップとか、
この辺りの仕事は、ほんの一部だけですし、長い職員キャリアのうちの数パーセントしか占めないものです。
必要な能力は、【Step2】で見たような、堅実路線の能力なのです。
それがよくわかっているのが、内定に至る応募者です。
地味で堅実なキャラを軸にして、その上で、自分カラーのパーソナリティをアピールしてください!
【大学職員のブログ】「あなたがウチの大学に採用されたら実現したいことはありますか」と聞かれたらどう答える?【Step4】
【Step4】内定者たちの受け答え
内定に至る人たちは、次のような視点で応えてくれます。
(面接官)「あなたはウチの大学でどのように活躍できますか?」
この手の質問を、
「あなたは今の仕事で、どんな風に頑張っているんですか?」
と、置き換えて応えてくれています。
- 不条理な上司の指示ばかりで、たまらなく仕事を辞めたくなる時
- 泥臭い人間関係に巻き込まれて、夜も眠れない日が続く時
- 全く無意味な会議ばかりで、同僚二人集まればグチばかり言い合ってる時
この手の苦労話は、どこの組織でも存在するのではないでしょうか。
「そんな時、あなたはどういうスタンスでその逆風に向かっているのですか?」
「ウチに採用されても、多かれ少なかれ、同じような境遇が待っていますよ。」
それが一番聞きたいから、
「あなたがウチの大学に採用されたらどんなふうに活躍できますか?」
と聞いているのです。
【大学職員のブログ】「あなたがウチの大学に採用されたら実現したいことはありますか」と聞かれたらどう答える?【Step5】
【Step5】コメントの具体例
具体例を挙げてみましょう。
「今の職場では、その場の勢いや思い付きで、上司が指示出しするケースが結構あります。」
「また、指示内容が日によってコロコロと変わるので、正直、現場はかき回されています。」
「そんな時、私は上司自身が、さらにその上司からどんな指示を受けているのかを理解するように努めています。」
「指示の内容を聞くのではなく、指示の目的を理解するように努めれば、チームは良い方向に向かうものと信じています。」
「組織を的確な事業方針に向かわせ、現場をまとめる感覚を私は意識しているため、御校でもその点でチーム力の底上げに力になれるのではないかと思っております。」
こんな感じのコメントは、それなりに面接官を印象付けられるでしょう。
【大学職員のブログ】「あなたがウチの大学に採用されたら実現したいことはありますか」と聞かれたらどう答える?【Step6】
【Step6】面接官が採用したくなる応募者像
そして、大学職員のような事務組織で、最も必要とされる力は、
「上司に寄り添う力」
です。
どんな不条理な境遇に合ったとしても、部署全体として仕事を潤滑に進められることこそが、事務処理をする組織として必要な力。
そのためには、
「自分が前面に出るのではなく」
「上司が喜ぶようなスタンスで、物事の解決を目指す」
こういった視点で今の仕事を頑張っていることを伝えられれば、
「採用したい若手職員」
として面接官に印象付けられますよ。
【大学職員のブログ】「あなたがウチの大学に採用されたら実現したいことはありますか」と聞かれたらどう答える?【Step7】
【Step7】事務職員のストライクゾーン
さらに、職員が相手にするのは
「社会性に欠けたわがままな教員」
であることも忘れてはなりません。
手続きや、事務処理が苦手な大学教授が、気持ちよく自らの研究・教育業績の下支えをしてくれる職員は、本当に重宝される存在になります。
そんな視点を持って、
「あなたがウチの大学に採用されたら実現したいことはありますか」
という質問に、自分なりの解釈を加えて答えられるように準備を進めておきましょう。
この辺りの事情を深く、的確に理解して面接に臨むことができる応募者だけが、内定に至る応募者です。
大学職員関係者と接点を持って、人一倍の情報を得て、転職活動に役立ててくださいね。
「そんな知り合いいないよ!」
という方は、転職のプロに頼ることが最短距離です。
早めに転職エージェントのコンサルタントと、情報交換する関係性を築いた者勝ちです。
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です。