ジョギングブロガーのAI(あい)です!自由気ままなスタイルで、ジョギング歴は20年。ジョギングのメリット、継続するコツなどを»こんな感じでで目一杯お届けしています!
今回は、ジョギングの効果を上げるための食事の知識について!
- 食事のタイミングは、ジョギングの前が正しい?それともジョギング後?
- 運動の後は「鶏の胸肉」がいいってよく言うけど何で?
- 「アフターバーン中だからアミノ酸を補給しな!」って言われても・・
そんなモヤモヤをクリアに晴らしましょう!
私がいつも参考にしているのは、
「»日本人の食事摂取基準(2020年版)と
「»e-ヘルスネット」。
どちらも厚生労働省の報告書です。
運動と食事に関する膨大な情報量を、キュッと絞って、カンタン解説でお届けします!
【ジョギング効果を上げる食事の知識】「食事は運動直後がおすすめ」
ジョギングの効果を最大にするには、ジョギング終了後「45分以内に食事」をとるのが理想です。
まずは、その理由を理解して、ジョギングと食事、そしてダイエットとの関係をおさえましょう。
【理由1】ジョギング後の食事はカラダに吸収されやすい
1つ目の理由は簡単ですね。
ジョギングを終えた後の身体は、激しく栄養の補給を望んでいます。
トレーニング後も、カラダはしばらく「カロリーの燃焼を継続中」だからです。
この状態は「アフターバーン」とも呼ばれています。
たとえ運動終了後であっても、「アフターバーン」中の身体は、エネルギーがみるみると不足していく状態。
そのタイミングに、適切な栄養補給をすれば、とにかく「吸収力が高い!」
この一点で、ジョギング直後の栄養補給は、効果が別次元なのです。
具体的には、ジョギング終了後「45分以内」が目安。
この45分は「ゴールデンタイム」と呼ばれています。
この間に、「何を」「どのように」補給すれば、ジョギング効果の最大値が得られるのか。
そこを詳しく見ていきますよ!
キーワードは、
- 「タンパク質」
- 「炭水化物」
- 「アミノ酸」
の3つ。
順を追って後述しますね!
【理由2】ジョギング後の食事は代謝が高まる
と、ここで、素朴に疑問がわきませんか?
「せっかく運動してカロリーを消費したのに、すぐに食事をしてまたカロリー増やすの?」
という疑問ですね。
特に、食事制限でダイエット中の方などは、一見、逆効果に思えるかもしれません。
ですが、それでも「直後に食事を摂ることは、理にかなっているんです」。
その理由がこちら。
・代謝活動が活発になるから
・省エネモードにならないから
・基礎代謝が高まるから
という3点。
このあたりの理解が深まると、運動と食事の世界観が一気に広がると思います!
ひとつひとつみていきましょう。
ジョギング後の食事は代謝活動を活発にする
老廃物をどんどん捨てて、新鮮な細胞をどんどん生み出す。
代謝を活発化させるということは、簡単に言うとそういうことです。
代謝が活発になると、老廃物は破棄され、新鮮な細胞への生まれ変わりが促進されます。
この自然なサイクルを活性化する基礎が、まさに「アフターバーン」を繰り返し「ゴールデンタイム」に栄養補給をする、という点にあります。
「アフターバーン」とは、身体がエネルギー補給を強く求める状態のこと、
「ゴールデンタイム」とは、ジョギング後の約45分間のこと、
でしたね。
消費と吸収の循環力をアップし、エネルギーを消費し易い体質に持っていく。
これがジョギングの効果を最大化する方程式で、
「痩せやすく太りにくい体質」
を手に入れる大きな鍵なのです。
身体を省エネモードにしない
人間の体は、エネルギーの補充がなければ「出来るだけエネルギーを使わないように」体質を最適化していきます。
この状態を「代謝が省エネモードになる」と表現したりします。
この省エネモードは、身体にとってあまり良い傾向ではありません。
省エネモードになってしまうと、運動してもエネルギーを消費しにくい体質になってしまうことと同じだからです。
また、エネルギーを最小限にしか使わないので、言い換えると「痩せにくい体質」そのものです。
ダイエット目的で、食事を制限するケースはよく見かけますが、医学的・科学的にはあまりおすすめできないことがよくわかります。
理想の骨組みはやはり、
- 「アフターバーン」を繰り返し、
- 「ゴールデンタイム」に適切な栄養補給をして、
- 「エネルギーの好循環」を生み出し、
- 「消費しやすい体質」に持っていく、
という点にあります。
【理由3】ジョギング後の食事は修復に直結する
ジョギング直後の食事が効果的な、3つ目の理由。
それは、
アフターバーン中の栄養補給は、筋肉の修復に直結するから、
という点です。
前提として、運動をすること、それはすなわち「筋組織を破壊すること」という点をあらためて理解しておきましょう。
ジョギングは、アシ、ウデ、体幹、と全身を酷使する運動なので、体じゅうの筋肉を壊している、とも言い換えられます。
一見「壊す」という表現にネガティブな印象を持たれるかもしれません。
でも、壊れた筋組織に、適切なタイミングで、適切な栄養を与えると、筋組織はすぐに回復します。
しかも「以前より強化して回復」。
この仕組みを「超回復」と呼んだりします。
ここのとこ、ちょっと深掘りしますね。
筋肉の破壊と「超回復」
ジョギングによって「超回復」を繰り返し「適度な」筋力アップを念頭に置くことは、ダイエットや健康維持にとって非常に重要なポイントです。
※この記事で言う筋力アップは、バルクアップ(筋肉を発達させることで体を大きくしていくこと)のようなムキムキマッチョを目指すものではありません。あくまで「適度な」筋力アップをイメージしてくださいね。
では、なぜ「適度な」筋力アップが重要なのでしょうか。
その答えは、
「筋肉はエネルギーを使う」
これがメインの役割だから、という点にあります。
例えば、逆に、脂肪はどうでしょう。
脂肪は「単なるエネルギー」です。
体内の脂肪が増えると、備蓄エネルギーが増えるだけで、その消費が追いつかないと中性脂肪と化し、結果、肥満に傾きます。
一方の「筋肉」は、エネルギーを使う側の立ち位置です。
従って、体内の「筋肉の」比率が増えると、エネルギーを消費しやすい体質に向かっていきます。
「超回復」と「基礎代謝率」
エネルギーをよく消費してくれるのが筋肉。
ここでのポイントは、体内の筋肉比率が上がると、自ずと
「基礎代謝率」が高くなる
という点です。
「基礎代謝率」とは、何もしてなくても体内エネルギーを消費する割合のことで、通常の大人で平均6割といった感じです。
例えば、筋力アップによってこの基礎代謝率が7割にあがると、残り3割のエネルギーを消費すればよいだけ。
しかも、残り3割についてもサッサと消費してくれるのが、筋力アップの効力です。
ということで、基礎代謝率の向上は、エネルギー消費の「高循環」を生み出すので「痩せやすく太りにくい」体質への王道とも言えるんです。
筋肉と脂肪の「体積」
もう一つ、筋力アップについての簡単トピックを紹介しましょう。
筋肉の「体積」は、脂肪の「体積」の約「3分の1」程度です。
とすれば、「アフターバーン」と「超回復」を繰り返して筋肉の比率を高くすればどうなるでしょう。
そう、仮に体重はそれほど変わらなかったとしても、脂肪が付いていた頃より「体積が大幅に減る」ことになりますね。
食事をうまくコントロールしてジョギングの効果を上げると、スタイルが相当引き締まって見えるのは、こういったところにも理屈があります。
以上、ここまでを簡潔にまとめると、次のような感じです。
- ジョギング後、45分以内に食事を摂ることが最適
- 理由1.「代謝」が活発になるから
- 理由2.筋肉の「超回復」が期待できるから
- 理由3.「基礎代謝率」が高くなるから
いずれも「痩せやすく太りにくい体質」への基本として理解しておきましょう!
さて、次は具体論です。
補充すべき栄養素について見ていきます。
【ジョギング効果を上げる食事の知識】「補充する栄養素の理解」
ジョギング後は、特に
- タンパク質
- 炭水化物
- アミノ酸
この3つの栄養素を意識することが、効率化のキーです。
一つ一つ紹介していきますね。
【ジョギング効果を上げる食事の知識】「タンパク質」
タンパク質は、筋肉や内臓、お肌、その他、髪や爪など、身体の基盤を作り上げる栄養素です。
体内では、それらの分解と合成が日々繰り返されていて、筋肉もお肌も髪も爪も、摂取した新しいタンパク質を利用して再生しています。
具体的な数字で見てみましょう。
例えば、体重60kg程度の成人なら、1日で約180gを分解・合成しているという報告があります。
重さ180gって、大体スマホと同じくらいの重量。
1ヶ月に換算すると、なんと5.4kg!
これだけの質量が、タンパク質を元にして皆さんの身体の中で分解と合成を日々繰り返しているんです。
【ジョギング効果を上げるタンパク質の知識】「アフターバーンとタンパク質の補充」
この分解と合成、通常は、量的にバランスが取れています。
つまり「分解量=合成量」となるのが通常。
ところが、ジョギング後のアフターバーン中は「通常」の状態ではありません。
その時は、激しく「分解>合成」となっている状態。
ジョギング後にタンパク質を速やかに補充すると、この「分解優位」の状態が踏み台となり、身体の基盤作りに高い効果が得られます。
言い換えると、
ジョギング直後のタンパク質の補充は、身体の「超回復」を合理的に後押してくれる、
そんな風にも表現できるんです。
【ジョギング効果を上げるタンパク質の知識】「良質なタンパク質食品」
では、「何を」摂取すれば効果的なのでしょうか。
タンパク質も種類が多く、その内容によって「体内での合成効果」が異なります。
そこで出てくるのが、
「体内での合成効果」が高い「良質なタンパク質食品」
と呼ばれる食品群です。
具体的には以下の食品が「良質なタンパク質食品」に当てはまり、かつ、身近で簡単に摂取できるのでおすすめです。
卵類・豆類・乳製品・肉類・魚介類など。
豆類なら、豆腐や豆乳、納豆など。
乳製品なら、チーズや牛乳。
肉類なら、鶏のササミやムネ肉が、タンパク質が豊富で低糖質。
野菜なら、ブロッコリーがタンパク質が豊富(かつ低糖質)なことで最近注目されていますね。
ジョギング後は、単にタンパク質を補充するという視点だけではなく、上記の「良質なタンパク質食品」を意識的に選別して摂取しましょう。
理由は、
「体内での合成効果が高い食品だから」
です。
【ジョギング効果を上げるタンパク質の知識】「タンパク質の種類」
さらに、タンパク質について、もう一歩踏み込んで詳しく見てみます。
タンパク質は、二つの系統に分類されます。
それが、植物性タンパク質と動物性タンパク質。
植物性タンパク質は、豆類やブロッコリー。
動物性タンパク質は、卵、乳製品、肉類、魚介類。
それぞれの分類基準は、文字どおりなのでイメージしやすいですね。
このうち「動物性タンパク質」の食品類には、脂質や糖質も多く含まれているのが通常です。
なので、できれば脂質・糖質が少ない「植物性タンパク質」をメインに考えたいところです。
【ジョギング効果を上げるタンパク質の知識】「植物性タンパク質」と「動物性タンパク質」どっち?
ところが、「植物性タンパク質」は、カラダの合成という点では、「動物性タンパク質」に劣ることがわかっています。
タンパク質を構成するのは、色んな種類のアミノ酸ですが、「植物性タンパク質」は、若干、アミノ酸の種類が不足しているからです。
一方、「動物性タンパク質」には、そのような不足や不完全といったことはなく、身体の合成を完璧にサポートする種類のアミノ酸を備えています。
※アミノ酸の理解は「超」重要!このあと熱く語りますよ!
ということで、
- 脂質が少ない豆類やブロッコリーといった植物性タンパク質を意識的に摂取。
- 同時に、それだけでは若干効果が弱いので、動物性タンパク質を補足する。
といったスタイルを意識すると、理想的な形に、より近づきます。
【ジョギング効果を上げるタンパク質の知識】「まとめ」
まとめると、
豆類(豆腐、納豆、豆乳など)、ブロッコリーなどの植物性タンパク質を中心にジョギング後の食事メニューを組む。
同時に、卵、乳製品(牛乳やチーズなど)、肉類、魚介類を軽くサイドメニューに加える。
といった構成が効果的な選択です!
以上、タンパク質の役割について見てきました。
次は炭水化物について説明しますね。
ここまでは「タンパク質」の話。
ここからは「炭水化物」の話。
全く別モノの話に入りますよ!
スパッと頭を切り替えてくださいね!
【ジョギング効果を上げる食事の知識】「炭水化物」
さて、「炭水化物」と表現される栄養素は、イコール「糖質」のことです。
砂糖の「糖」も、糖質由来の炭水化物。
脂肪と同じく、取りすぎると中性脂肪になり、その後、贅肉になってしまいます。
「糖質Off」なんて謳い文句の食品パッケージをよく見かけますが、要するに「炭水化物が少な目」という意味です。
この炭水化物、体内では「エネルギーの主役」として働きます。
【ジョギング効果を上げる炭水化物の知識】「メインエネルギーとなる炭水化物」
炭水化物は車でいうガソリンみたいなもの。
なので、本気のマラソンランナーなどは、せっせとカーボローディング(※)に励んだりしています。
※カーボローディング:大会の数日前から炭水化物を意識的に多く摂取すること。一般的には食事全体の50%のところ、カーボローディングで70%〜75%まで上げることが多い。carvo(カーボ)=炭水化物。
【ジョギング効果を上げる炭水化物の知識】「エネルギー補給としての炭水化物」
さてさて、ジョギングはエネルギー消費そのものです。
ジョギング後は、体内の炭水化物が急激に減っている状態。
そのため、消費したエネルギーを補充する意味で、炭水化物を摂取する必要があるのはわかりやすいですね。
とはいえ、いかにトレーニング後とはいえ、「太りやすい糖質」である炭水化物の摂取には、何となく抵抗があるかもしれません。
ですが、本題はここから。
【ジョギング効果を上げる炭水化物の知識】「炭水化物の位置付け」
ジョギングの後は、先に説明したタンパク質と合わせて、
炭水化物もセットで、意識的に補充する方が効果的です。
なぜ炭水化物も補充する必要があるのか、その点を解明していきましょう。
【ジョギング効果を上げる炭水化物の知識】「メインエネルギーの炭水化物が枯渇するとどうなるのか」
身体活動のエネルギー源は、第一には、体内に蓄えられている糖質(炭水化物)です。
ところが、運動によって体内の糖質が減ってくると、身体は脂質(脂肪)を二次エネルギーとして使い始めます。
さらにそれも減ってくると、最後は筋肉からタンパク質を取り出して、それをエネルギー源として利用し始めるのです。
その状況は、言い換えると、
「筋肉を分解して」エネルギーを生み出している状態、
とも表現されています。
【ジョギング効果を上げる炭水化物の知識】「炭水化物の役割」
トレーニング直後の炭水化物の補給は、この、
「筋肉の分解を緩和する効果」
ここが注目点です。
筋肉量の維持こそが「基礎代謝率」の維持に直結するので、ここは重要ポイント。
理由は、高い「基礎代謝率」は、高いエネルギー消費効果を生みだすからでしたね。
【ジョギング効果を上げる炭水化物の知識】「炭水化物のまとめ」
- ジョギング後はエネルギーが枯渇している状態。
- その時、カラダは筋肉を分解してエネルギーを掘り起こす。
- それを防ぐため、ジョギング後は、素早くメインエネルギーたる炭水化物を摂取。
- 筋肉の分解を抑え、基礎代謝率をキープする。
といった図式です。
【ジョギング効果を上げる炭水化物の知識】「具体的なメニュー例」
馴染みある炭水化物の代表食品は、お米や麺類、食パンなどですね。
メニューとして、
- 和食であればお米と納豆と卵焼き。
- 洋食ならトーストと目玉焼きと豆乳。
こんなシンプルな感じでも、タンパク質と炭水化物がバランス良く配分されていて、運動後の理想的なメニューとして成り立ちますよ!
どちらも、
「植物性タンパク質+動物性タンパク質+炭水化物」
が配分されている点に注目してくださいね!
【ジョギング効果を上げる食事の知識】「アミノ酸」
さあ、最後のトピック。
最後はアミノ酸について!
アミノ酸の理解は、「運動と食事の中核トピック」です!
アミノ酸の理解を制すると、その時点で皆さんの「運動と食事」に対する理解は、上級レベルに手が届きますよ!
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「アミノ酸とは?」
とはいえ、アミノ酸といわれてもピンとこない方も多いはず。
アミノ酸は、人体の構成要素と言っても過言ではありません。
細かい話、人体の60%は水分、次いで20%を占めるのがアミノ酸です。
アミノ酸は、全部で20種類。
それらが最大1,000通り近くの結合によって「タンパク質を構成」しています。
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「アミノ酸のポイント」
ここで、「アミノ酸はタンパク質を構成している」という点がポイントです。
タンパク質は身体の基盤を作る栄養素、つまり筋肉(や内臓やお肌など)の元になるものでしたね。
つまり「筋肉はアミノ酸からできている」と言っても大袈裟ではなく、実際、筋肉は水分を除けばアミノ酸の塊なんです。
このアミノ酸の体内管理がうまくできれば、筋肉の比率が上がり、基礎代謝率もアップしやすくなります。
クドいですが、
➜筋力アップ
➜基礎代謝率アップ
➜エネルギー消費しやすい
➜痩せやすく太りにくい体質
という構図でしたね。
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「アミノ酸は保存できない」
このアミノ酸、脂質や糖質と違って、体内に蓄えられることがありません。
例えば、アミノ酸を、朝に、大量に摂取しても、お昼過ぎには不足した状態になってしまう、そんな性質があります。
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「アミノ酸と筋肉」
そしてアミノ酸が足りない状態になると、人体は筋肉からアミノ酸を取り出して利用し始めます。
結果、筋肉は分解に向かってしまいます。
この点から、日常の中でも
定期的にアミノ酸を摂取していると、筋肉の分解が抑えられ、基礎代謝率を安定的に維持することができるのです。
「定期的に」と表現しましたが、普通に3度の食事をしっかりと取っていれば、基本的には大丈夫です!
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「筋肉を動かすアミノ酸」
さらに科学的に見ていきましょう。
このアミノ酸、多くは内臓、特に肝臓に蓄えられています。
ところが例外的に「筋肉中に存在し」、そして「筋肉を動かす」中心的な役割を持つ種類のアミノ酸があります。
ここがジョギングとの関係で上級者向け重要ポイントです!
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「BCAA」
筋肉を動かす主役級のアミノ酸、それが「BCAA」と呼ばれるアミノ酸。
ジョギングやトレーニング中は、特にこの「BCAA」の消費が進みやすくなることがわかっています。
そのため、食事やサプリメントで「BCAA」を補給すると、どストライク!
ジョギング直後に、アミノ酸「BCAA」を摂取することは、運動によって壊れた筋組織の再生や筋肉の増進を大きくサポートしてくれる、非常に効率的なアミノ酸補給になるんです。
さらに重要なポイント!
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「BCAA」は必須アミノ酸
このアミノ酸「BCAA」は、実は体内では作られないアミノ酸です。
つまり、外から補給する以外に道がないタイプのアミノ酸で「必須アミノ酸」と呼ばれるアミノ酸に分類されています。
トレーニング効果と相性が抜群ながらも、体内では作られない、そういった事情から、
多くのジョギングダイエッターたちは、「BCAA」をサプリメントで素早く吸収しているんです。
例えば、大手メーカーならこんな感じの製品群です。
👉「BCAA」
普段、「サプリメントって効果あるの?」という疑問を持っていた方も、これで理屈としては納得できますね!
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「アミノ酸スコアに注目」
ちょっとスペシャル感がある「BCAA」についてはこれくらいにして、最後は、お手軽で簡単に効率化できる方法を紹介します。
おさえておきたいのが「アミノ酸スコア」と呼ばれる指標です。
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「アミノ酸スコア」とは?
アミノ酸スコアとは、食品中に含まれる「※必須アミノ酸」の含有率をスコアにしたものです。
※必須アミノ酸;体内で生成されないアミノ酸
このスコアは、国連食糧農業機構(FAO)や世界保健機構(WHO)によって基準化されているので、世界統一スコアです。
【ジョギング効果を上げるアミノ酸の知識】「代表的な食品のアミノ酸スコア」
代表的な食品のアミノ酸スコアを以下に挙げておきます。
これで、日常の食事の方針をしっかりとイメージできるはずです。
数字が高いほど効果も高い、といった見方をしてくださいね!
【ジョギング効果を上げる食事の知識】まとめ
さあ、全体を繰り返します。
- ジョギング直後の「アフターバーン」中は、「超回復」に向かう「ゴールデンタイム」。
- 食事はそのタイミングがベスト。
- その際は「良質なタンパク質食品」を選択。
- かつ、「植物性タンパク質」と「動物性タンパク質」をバランスよく意識。
- 「アミノ酸スコア」が高い食品にも意識を向ける。
- 同時に、炭水化物も摂取して、筋肉の分解を抑止。
- さらに、上級者は、筋肉リカバリーにダイレクトに効くサプリメントを活用(「BCAA」など)。
以上、「ジョギング効果を上げる食事の知識」、ぜひ、有益なジョギングライフに役立ててください!
【ジョギング効果を上げる食事の知識】「番外編」
番外編として、食事に関するちょっとしたトピックを3つ紹介します。
知識として持っておくと、色々なケースで役に立つと思いますよ!
【ジョギング効果を上げる知識】「時間帯によってジョギングの効果は異なる!」
朝のジョギング
睡眠中も、人間の体は、結構な量の基礎エネルギーを消費しています。
特に、睡眠中は、身体のメインエネルギーである「糖質(炭水化物)」を大量に消費するのが特徴。
つまり寝起きの朝は、「炭水化物が減っている」状態と言えます。
この体内状態は「フルマラソン後半の状態に似ている」とも言われます。
そんな状態でジョギングを始めると、人間の体は「脂肪をサブエネルギーとして」使い始めます。
- 朝にジョギングをすると、
- 炭水化物が枯渇した状態なので
- 脂肪をエネルギーとして使う状態
すなわち「脂肪燃焼が促進される」特徴があることがわかりますね。
ダイエットに直結する効果が得られるのが、こんな朝ランスタイルです!
夜のジョギング
一方の夜。
夜の身体状況は、言うまでもなく、既にスイッチが「オン」の状態です。
身体を活動モードにする「交感神経」にギアが入っているので、代謝や心肺機能の働きは最大値。
朝食・昼食も食べているので、その日のカロリー補充も十分。
夜は、運動するには、パフォーマンスを発揮しやすい時間帯と言えます。
そういった事情から、夜のジョグは、朝のジョグよりもペースを上げやすいのが大きな特徴です。
そのため、朝のジョギングと違って、夜は筋力への負荷を高くしやすい点が注目点。
夜ランは、筋力増強への効果が期待されやすいため、結果、太りにくく痩せやすい体質への入口となる「基礎代謝」を上げる効果が期待できるんです。
さらに、夜ランで疲労させた筋肉を回復させる「成長ホルモン」は、眠り始めのノンレム睡眠時に最も多く分泌されます。
なので、筋肉リカバリーのことを考えても、夜ランのタイミングは、ベストな選択となり得ます。
- 夜ランをする。
- 適切な食事をする。
- そして睡眠。
こんな黄金サイクルをライフスタイルに取り込めれば、健康体への貢献度はMAXとなること間違いなしです。
【ジョギング効果を上げる知識】「ジョギング『前』の食事はおすすめできない」
ジョギング「前」に食事をとるのは、「効率」という意味ではそれほど重要ではありません。
これまで見てきた様に「アフターバーン」や「ゴールデンタイム」や「超回復」で得られるような、医学的な効果や報告もほとんど見られません。
むしろ、ジョギング前の食事はNGとさえ言えれています。
その理由は、食物が消化されるまでは2時間ほどを見込む必要があるからです。
その2時間は、人間のカラダは、食物を消化するためにエネルギーや血流を優先させている状態です。
そんな消化優先の身体の状況に反して、運動をするのは基本的にはNGなのです。
ただし、走る前に、一切のモノを口に含んではいけないという意味ではありませんので、そこは留意しておきましょう。
ジョギング前の食事によって、消化活動に多くの血流や体内エネルギーが「使われなければ」、むしろちょっとしたエネルギーを補充しておく事は望ましいと考えられています。
具体的には、糖質(炭水化物)メインで、かつ消化に負担がかからないバナナやジェルなどが、よく例示されます。
これらを摂取しておくと、20分前後でちゃんと体内エネルギーに変換されて、無理なく、適度なジョギングが実現可能ですよ!
以上で「ジョギングの効果を上げるための食事の知識」をほぼ網羅できました!気になったコンテンツがあれば、もう一度おさらいしてみて下さいね!