TOEIC Presents 「English Upgrader+」
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「English Upgrader」の特徴
「English Upgrader」は、TOEICが公式に提供している英語学習のサポートツール。
TOEICのお墨付きなので安心感がありますね。
元々はポッドキャストの人気コンテンツ。
そこで総合ランキング1位を獲るほどクオリティの高さには定評あり。
アプリになってからも、各ランキングサイトでの評価は盤石です。
その上、無料(課金も無し)!
コストも時間も無駄にしたく無い方は、一度なら入れてみたいアプリです。
コンテンツの特徴
シンプル
問題に答えて、
解説を聞き、
単語やフレーズを覚える。
ひたすらこの繰り返しです。
一つのスキットが大体3〜5分。
そこにフレーズ集が10〜15個。
解説など全て聞いて10分〜15分で1回分が終わります。
それが、全63スキット。
合計で10時間ほどで網羅できます。
網羅すれば700〜800個のフレーズ吸収の学習に費やせます。
私の場合、復習や記憶のための時間を入れると、合計で15時間ほどこのアプリのお世話になりました。
肌感として、スコア30点分くらいはお世話になったかな、という感じ。
作り込みがGood
解説のテンポがすごくいいです。
MCは女性で、
堅苦しくなく、
ポイントをトントンとピックアップして、
軽快にレクチャーが進みます。
さらに、要点が凝縮されて進みます。
10数分間のスキマ時間勉強にはぴったり。
逆に、テンポが良すぎて年配の方だとついていけないかもしれません。
MCのキャラクター自体は、若い方でも年配の方でも比較的受け入れ易い講師だと思います。
解説の進行シナリオもBGMなどもよく吟味されている感じで、しっかりと作り込まれている教材です。
便利機能がいい
基本的にはシンプル構造ですが、そのスタイルを崩さない範囲で便利機能も備わっています。
特にフレーズ学習には丁度いい機能もあります。
例えば「今日のフレーズ」という機能。
重要フレーズの中から1つを抽出して毎日出題してきてくれます。
便利機能そのものが目的ではなく、ちゃんと記憶の定着に役立たせてくれる作りになっている点がGood。
TOEICの公式WEBサイトでも同じものがアップされているので、使い方はその人次第で色んな形で利用できる点も高評価です。
対象レベル
シリーズ1からシリーズ5まであります。
シリーズ1〜2はレベルC(TOEIC L&Rで470〜730点未満)の初心者向けという印象です。
シリーズ3くらいからレベルB (730点以上)の中級者向け。
上級者の学習用ではありませんが、英語脳を維持する目的であれば、シリーズ5あたりは上級者でも聞いてみていいかもしれません。
メリット
飽きずに利用できる
聞いて、答えて、覚える、の単純な学習を飽きずに続けられます。
語学学習の本質ですね。
1stシリーズから5thシリーズに分かれています。
シリーズごとに難易度が上がるので、この点も継続できるポイントです。
応用力が付く
シチュエーション別になっていて、ビジネス、プレゼン、受発注、職場コミュニケーション、問合せ、人事面接などなど、社会活動上でリアルに遭遇する状況を網羅してくれています。
全63スキットがほぼ異なるシチュエーション、観光案内、営業、トラブル対応、クレーム対応、企画会議、接待などもあります。
それぞれの状況で必要となるやりとりのコアなところを大体カバーできます。
一通りやれば、あとは海外出張前や外国人客の訪問前、面接前などにもう一回予習をしていくと、かなり応用を効かせられます。
PCでも学習できる
TOEICのホームページに同じものが掲載されています。
スキマ時間に携帯端末で利用するだけでなく、休日に机の上でパソコンを使ってガッツリと勉強するときにも使えます。
スクリプトがある
各スキットのスクリプトがPDFにもなっているので、出力すれば書き込んで勉強したい方にも対応できています。
ソフトなスラングがある
ネイティブとの会話上はよく出てくる常用表現も織り交ぜられています。
たまにスラングが出てくると戸惑いますが、そのうち映画や海外ドラマの中でもよく使われていることに気付くので、学習の成果や進歩を感じ取れることができます。
もちろん、スラングのフレーズ解説もきっちりとあり。
そのうち、意味が分からなくても「あ、ここはスラングだな」と会話の流れで何となくわかるようになるので、それだけでも効果が大きいです。
おカタい表現もあり
逆に、おカタい表現ももちろんあり、解説もちゃんとあります。
メールや契約書、請求書などで辞書を引いてもいまいちピンとこなかった表現が、自然と身につきます。
無料
完全無料です。
どれだけ利用しても課金はありません。
バックグランド再生が出来る
通勤や通学中に通信費をかけずに学習できます。
デメリット
TOEICスコアに直接関係するわけでは無い
アプリの内容はTOEICテストの出題内容とは関係ありません。
あくまで、リスニングを通して、英語的思考回路を養うためのツールと考えた方がよいです。
アプリとしての評価(機能としての評価)が高くない
途中で落ちるなどの声が多いです。
私は全く支障がありませんので、スマホやPCとの相性があるのかもしれません。
広告表示に不満がある
表示のタイミングなどのセンスが性に合わない方がいるようです。
難易度が高いという声がある
ちょっと難易度が高いという声も多いです。
4thシリーズあたりになると、TOEIC800点クラスの方向け?という声もあり。
登場人物が大体同じ
会話ですが、シチュエーションは違えど、登場人物は大体同じような人になりますので、特定の人の話し方で学習することになります。
古い
よく言えば質実剛健な立ち位置です。
スタサプなどの、最新のキラキラしたアプリではありません。
不具合報告
アプリがすぐに落ちる、などの不具合報告があります。
どのアプリもそうなのでデメリットとまでは言えないかもしれません。
ただし、TOEICのホームページからでもブラウザ経由で使えるので、この点は上手くカバーできていると思います。
まとめ
このEnglish Upgraderは2010年頃にリリースされたアプリのため、スタサプやネイキャンなどと比べると歴史が長い分、やや古いポジションになってきました。
最近はレビューの数もだいぶん減ってきましたが、それでもスキットの内容や言い回し自体が古くなるわけではないので、リスニング練習とフレーズの吸収には間違いなく役立ちます。
クオリティはしっかりとしていますので、新しい物好きでは無い方や、とりあえずアプリで英語学習ってどういう感じなのかを知りたいな、という感じの方には向いていると思います。
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