オンライン英会話の講師にフィリピン人が多い理由【スッキリします!】

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オンライン英会話教室を検討し始めた方、その講師の国籍にフィリピン人が多いことを意外に感じませんか?

アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人などではなく、なぜフィリピン人なのでしょうか。

その事情を理解できれば、割とすっきりとオンライン英会話教室の受講に臨めると思います。

早速、その事情を見ていきましょう!

オンライン英会話の講師にフィリピン人が多い理由

フィリピン人講師が多い理由【1】価格との関係

オンライン英会話教室は、インターネットを通じて現地在住の講師と遠隔レッスンを行うサービス。

その特徴の一つに、通学対面型のレッスンと比べて約10分の1の値段でレッスンを受けられるという点があります。

具体的にみると、レッスン1回あたり数百円が相場

この安さの大きな理由の一つが、講師の人件費。

つまり、フィリピン現地で講師を採用することで人件費を抑え、結果として百円単位の単価を日本で実現できているのです。

フィリピン人講師が多い理由【2】英語大国

フィリピンの公用語は英語です。

かつ、英語を話す人口が世界第3位の英語大国です。(1位はアメリカ、2位はインド、イギリスは5位、オーストラリアは9位です。)

これだけフィリピンの英語人口が多いため、おのずと講師数も多くなります。

ちなみに、フィリピンは英語を話す人口「比率」も9割を超えています。

これはアメリカやイギリスなどのネイティブ英語圏と同じ比率。

カナダの比率である8割よりも高い比率となっています。

フィリピン人講師が多い理由【3】時差が1時間

日本とフィリピンの時差は1時間。

欧米と比べると時差は無いに等しいといえます。

そのため、日本人の生活リズムに合わせて講師の方もレッスン予定を組めるため、運用もスムーズです。

この点、現地在住欧米人講師との遠隔レッスンでは、時差がネックとなってなかなか思い通りに予約できるとまではいえません。

フィリピン人講師が多い理由【4】教育職のステイタスが高い

フィリピン国内では、英語講師は給与水準が高く、憧れの職業という位置付け。

そのため、いわゆる名門・一流大学を卒業した人材が、真剣に英語講師になりたいと取り組んでいます。

英語を話す人口が世界3位、その中で英語講師を目指す優秀な人が多い、といった好循環です。

 

次は、フィリピン人講師が「日本人相手の」英語講師としてマッチしている理由をみていきましょう。

 

フィリピン人講師が日本人に適している理由

日本人に適している理由【1】国民性が日本人に近い

フィリピン人は日本人と同じように、おもてなし・ホスピタリティ精神溢れる国民性です。

それに加えて、明るく親しみやすい方が多いため、日本人の目線に合わせて、フレンドリーにレッスンができる講師が多いのが特徴です。

日本人に適している理由【2】ネイティブではない

やや逆説的ですが、英語大国でありながら厳密にはネイティブではありません。

そのため、フィリピン人は「学習」をしてネイティブレベルの英語力を身に付けていることになります。

つまり、「英語を学習した経験を持つ」国民であるため、必然的に学習者の立場を理解できる講師が多くなっています。

この視点は、アメリカ人やイギリス人講師には絶対に持ち得ないものですね。

日本人に適している理由【3】学歴が高い

フィリピンでは英語講師は憧れの職業。

そのため、みな大学に通い、自ら望んで英語講師を目指しています。

また、当然、国内の全ての大学は英語による授業。

大学を卒業したというだけで、同時に、正しいフォーマルな英語力の資格も備えていることにもなります。

さらに、フィリピンで高等教育を受けている人口比率は約30%と少なめ。

大卒者は国内でも限られたエリート層に属します。

結果として、フィリピン人の英語講師は総じて優秀でありインテリでもあり、文化レベルなども日本人に近い人材が揃っていることになっています。

 

さて、次は気になる点を見てきましょう。

フィリピン人講師の気になる点

フィリピン人講師の気になる点【1】なまりは大丈夫?

上記で述べたとおり、フィリピン人の英語力は完全に世界標準。

正しい英語であることは間違いありません。

そして、フィリピン人の英語はアメリカ英語に近いと言われています。

実際、アメリカを中心に世界各国の企業のコールセンター業務は、フィリピンを拠点にしているところが最も多くなっています。

とはいえ、英・米・豪でさえも発音やフレーズは大きく異なります。

その視点でいくと、やはりフィリピン英語にも違いを指摘する声は少なくありません。

ですが、英語を学習するにあたっては全く問題にはなりませんので、その点は心配しなくて大丈夫です。

フィリピン人講師の気になる点【2】ネイティブからレッスンを受けたい

教室によっては英米豪のいわゆるネイティブ講師の在籍をセールスポイントにしているところもあります。

ネイティブを希望する方は、あらかじめその点を視野に入れてスクールを探せば、オンライン英会話でもネイティブからレッスンを受けることは可能です。

また、フィリピン人講師がメインではあるものの、オプションでネイティブ講師のレッスンを受けられるといった教室も多いです。

逆に、ほぼ全員の講師がフィリピン人というスクールもありますので、事前にチェックをすれば、きちんと希望にかなうスクールを見分けられます。

フィリピン人講師の気になる点【3】年齢層や性別は?

年齢層は広く分布していますが、20代から30代前半の比較的若い講師が多い印象です。

中には大学や大学院に在学中の学生講師も見られます。

もちろん、年配の熟練講師もそれなりにいます。

男女比は一概にどちらとも言えません。女性が多い印象もありますが、差があったとしても誤差の範囲です。

一つのスクールで千人レベルのフィリピン人講師が在籍しているのが一般的なので、求める講師象はどこも確保されていると思って大丈夫です。

各スクールとも講師のプロフィールを一覧で公表しているので、入会前にあらかじめ参考にすることができます。

フィリピン人講師の気になる点【4】文化的な違いは?

時間管理や勤務態度などは、日本人にも違和感なくマッチします。

各スクールとも、マナー面を含めて講師のトレーニングを徹底しているのが一般的です。

その他、人によっては肌に合わない経験をすることは多少あるかもしれません。

ですが、大抵はフィリピン人特有の問題というより、人と人との相性の問題であるケースがほとんどです。

仮に、文化的な違和感を感じるのであれば、それも含めて異文化理解へつながることになるので、むしろ付加価値があったと考えるべきです。

その他の注意点は

現実的には、世界で英語をネイティブとする人口は意外と少ないものです。

世界の総人口の70億人中、英語ネイティブ圏の人口はわずか4億人、比率にして6%です。

一方「非」ネイティブで英語を話す人口は世界で18億人。

仕事で英語を使っている方は実感していることと思いますが、英語を話す相手は、実は中国・インド・ロシア・東南アジア・イスラム・ヨーロッパ人(英国以外)、などが圧倒的に多いはず。

この点を踏まえると、ネイティブから英語を学ぶことにこだわる積極的な理由はあまりないかもしれませんね。

また、海外ドラマやハリウッド映画で使われるようなネイティブクールな発音やスラングは、英語そのものを操れるようになれば、その後に自然と理解できるようになります。

国籍による不都合は生じないので、価格や自由度などのオンライン英会話の魅力を最大限に活かして学習を進めていくことの方がメリットが大きいのは明らかです。

 

最後に、フィリピン人講師からオンライン英会話で学ぶことのデメリットをいくつか挙げておきます。

デメリット

デメリット【1】やはり講師による

完全ではありませんので、やはり講師の当たり外れは避けられません。

人柄などの相性の問題もありますので、この辺りは絶対的ではないことを理解しておく必要があります。

デメリット【2】スクールによる

講師の品質を徹底管理しているところもあれば、そうでないスクールもあります。

フィリピン人だからというデメリットとは言えませんが、日本人向けの講師としてのトレーニング不足を感じる場合がそれなりにあります。

しかし、オンライン英会話は、基本的に講師数が多く、毎回講師を自由に選んでレッスンを行うことが一般的です。

ちょっと疑問に思う講師に当たってしまったら、次は選ばなければいいだけです。

逆に、気に入った講師に当たればその講師ばかり受け続けることもできます。

この辺りは、オンライン英会話の大きな特徴のうちのひとつと言えます。

デメリット【3】通信環境の影響がある

通信インフラが日本ほど整っていないため、フィリピンの個人宅からの遠隔レッスンとなると、回線速度などの影響でレッスンに支障が出ることもあります。

そのため、レッスン中に会話が途切れるなどの支障が出た場合のサポート体制がしっかりとしているスクールを選ぶことが重要です。

しかし、オンライン英会話は、それも踏まえた上での安価な価格設定になっていますので、そんなこともあるよ、といったおおらかなスタンスでのぞむ方がストレスも感じずに続けられるかもしれませんね。

ちなみに、フィリピン現地のオフィスからレッスンが提供されるスクールであれば、その場合は通信環境はほぼ問題になりません。

むしろ、フィリピンのビジネスITインフラは、実は日本以上に進んでいるからです。