※本記事はプロモーションを含みます。
今回の記事は「未来少年コナン」について!
アニメ「未来少年コナン」は、宮崎駿さんの監督デビュー作!
この点で、何となくモヤモヤっと気になっていた方も多いのではないでしょうか?
プライムビデオでのカスタマーレビューは「4.5!」(時期によっては「4.7」にも!)

ワンピースで「4.1」、進撃の巨人も「4.1」、呪術廻戦も「4.1」というレベル感です。
「未来少年コナン」って一体どんな作品なのか、ネタバレ最小限で見ていきましょう!
「未来少年コナン」の概要
「未来少年コナン」は1978年※のTVアニメ作品です。
NHK史上初のアニメ放送で、全26エピソード。
毎週火曜日、19:30から放送されていたそうです。
もちろん当時はまだテレビは一家に一台、しかも「ブラウン管テレビ」の時代。

本来なら、「ハイハーバー」「インダストリア」「コアブロック」そして「ギガント」へと、「ぬわぁ!」「マジかぁ!!」と26話すべてが見どころ!
しかし、録画も配信もなかった当時は、1話見逃しただけで、むしろ混乱したことでしょう。
※1978年はDVDどころかビデオさえない時代(VHSビデオは’80年代に普及)。
実際、単発でストーリーが完結する「映画アニメ」の方が、当時は話題になりやすかったそうです。
例えば、コナンと全く同時期に公開された、映画の「さらば宇宙戦艦ヤマト」の方に世間の評価は集中してしまいました。
つまり「未来少年コナン」は、
制作当時は、あまり注目されなかった作品、と言えます。
宮崎駿の監督デビュー作
ところが「未来少年コナン」は、1978年、まだ無名だった宮崎駿さんの実質的な監督デビュー作です。
「風の谷のナウシカ」と同じ世界観
しかもその3年後、宮崎駿監督は、「未来少年コナン」のリメイクとも言える「風の谷のナウシカ」を世に送り出します!
※ナウシカの興業的成功によって「スタジオジブリ」が誕生!
そこからが怒涛の展開!
スタジオジブリのデビュー作に直結
まずはスタジオジブリとしての第1作目「天空の城ラピュタ」をリリース!
ラピュタは、なんと「未来少年コナン」の続編とも言われるストーリー仕立てになっているのです!
「未来少年コナン」は、まさに熱風の如く宮崎駿・高畑勲・鈴木敏夫ワールドにブーストをかけた、ジブリの発火点と言ってもよいでしょう。
- 1978年「未来少年コナン」
宮崎駿、TVアニメで実質監督デビュー!
- 1979年「カリオストロの城」
宮崎駿「映画初監督」の作品!
- 1982年「風の谷のナウシカ」
未来少年コナンと同じ世界観!
- 1985年「スタジオジブリ」
ナウシカの成功がきっかけで設立!
- 1986年「天空の城ラピュタ」
コナンの続編的な位置付け!
そんな「未来少年コナン」のあらすじを見ていきましょう。
あらすじ(軽微なネタバレ有り)
「未来少年コナン」全26話を3幕構成で紹介しましょう。
舞台設定としては、世界大戦後の、人類再建の物語といった感じです。
第一幕
まず、第1話から第8話あたりまでが「第一幕」。
第一幕の概要
20年前の戦争で、ついに一線を超えた科学兵器を使用してしまった人類。
科学文明の行く末は、自ら築き上げた高度文明を、いとも簡単に初期化しました。
リセット後の社会は、生き残った人々にとっては、一見、原始的で非文明社会へ巻き戻された、屈辱の20年。


とはいえ、苦しく貧しいからこそ、励まし、助け合いの社会が自然構築されます。
科学文明が誘った墓場は、皮肉にも、平和で、笑顔が絶えない幸せな人類社会を生き返らせてくれます。

ですが、そういった平和が続くのも20年が限界。
第9話の「サルベージ船」で、ある人物が登場し、第二幕にステージが移っていきます。
第二幕
第二幕は、人間同士のむなしい衝突が再現化します。
※この第二幕の9話、10話で、高畑勲さんが演出に加わったそうです。
第二幕の概要
いかに原始平和社会に戻っても、それが成熟すると、やはり社会にはインフルエンサーが現れます。
有史以来、「社会の発展=争いの温床」というのが人類の方程式。

一方で、乱立するインフルエンサーの中には、少なからず「人徳者」もまた現れます。
「未来少年コナン」の場合、その人徳者が「ラオ博士」。
彼は、再び社会を文明化に導く知見を持つ「博士」です。
ところが、ラオ博士は権力志向とは真逆の考え。
文明社会の復活ではなく、田園都市を作り上げ、平和な社会構築を推進してきました。

ところがところが、再び科学の復活を求める行政側の実力者たちは、このラオ博士の唯一無二の技術知識が必要不可欠です。
このような関係性が、根深い闘争を生み出します。
その行く末が描かれるのが、最終幕の「第三幕」。
エピソード的には第20話の「再びインダストリアへ」からです。
第三幕
第三幕は、人類志向と支配志向の対立が、壮大な攻防戦として展開するクライマックス!

根っからのピュアリスト、少年コナンとその仲間たちが駆け回ります!
戦後生まれの原始的な未来少年たちが、空、海、高層ビル、地下500メートルまで駆け回ります!!


「あぁ!!詰んだぁ・・」
「うわぁ!!オワタァ・・」

初期作品ならではの演出センスを大放出し、宮崎さんも駆け回ります!!!

第23話の「太陽塔」から最終話「大団円」までは、ガチでアニメ史上不滅のクライマックスシーン!!

アゲてアゲてアゲまくる展開は、アニメ史における金字塔!と言っても過言ではないでしょう!!
ジブリの原風景
こんなあらすじの中、作品全体を印象付ける背景や風景もまた、注目したい点です。


そこには、後に世界を吹き抜けるジブリズムの原点が、無数に散りばめられています。
すなわち、

日本人のDNAの奥底を覚醒する、コナンやラナの故郷の絵、
愛おしささえ感じさせる科学都市や兵器のネーミング、


これら全てが集約され、「未来少年コナン」は、現代の評価軸をして名作とされるエッセンスとなっているのです。

さすが宮崎ワールド、今も昔もブレはありません。
登場人物
コナン
走る姿がナウシカやアシタカにそっくり。というかどれもコナンを本家本元として作画されている。

野生児キャラの源泉は?
生まれてから12歳まで、住人2人だけの孤島「のこされ島」でナチュラルサバイバルに生き抜いてきたのがコナン。走る、跳ぶ、転ぶ、泳ぐ、潜る、狩る、の12年間の結集がコナンのキャラの源泉です。「おじい」と二人だけで暮らす住居は、20年前に墜落した当時最新ロケットの残骸。科学文明が見ていた夢と、その成れの果ての残骸でたくましく生き抜く野生児とのコントラストが、「未来少年コナン」というタイトルが発するメッセージです。
ラナ
コナンを助ける第八話「逃亡」の水中シーンは万人の心を浄化させる。

アジサシの「テキィ」とラナ
アジサシはカモメの仲間。このアジサシがラナと心をかよわせます。名前は「テキィ」。後に、ナウシカの肩にいる「テト」や、魔女宅の「ジジ」のように、ヒロインにくっ付くアイコンの存在は、ラナとテキィの関係から始まりました。

ジムシィ
ペットの子豚に「ウマソウ」と名付ける天然キャラ。

「ジムシィは進化人」という考察
プラスチップ島の住人は、先進国インダストリアによって労働を強いられ、対価(配給)を得ながら生活しています。その中で身寄りがいなかったジムシィだけは、何もない環境で孤立して生活し、試行錯誤で小屋や狩道具を築き、食料自給の術を覚えます。田園都市のハイハーバーでは、ジムシィだけが、人工水路の存在に気付き農業のヒントを得るなど、自立的に「ホモサピエンスがたどってきた天然の進化」をし続けます。
ダイス
カリ城の「とっつぁん」と「伯爵」を足して2で割ったようなキャラ。
「バラクーダ号」と「ヒーブツー」
ダイスが操船する2本マストの鋼鉄製貨物船が「バラクーダ号」。産業都市「インダストリア」の所有船です。ある元船員だった視聴者のSNSによると、ハイハーバーで潮待ち中のバラクーダ号が、帆船を安定させる技術の「ヒーブツー」の状態で帆が描かれているのに気付いて、「未来少年コナン」の玄人な演出に驚愕した、とのことです。
モンスリー
だが、17話〜20話で主役級の役割を果たし、そして第21話から●●する・・・
モンスリーは女型のマストジブリ!
わずか8歳の時、モンスリーは20年前の大戦争を経験。地殻変動と津波に襲われ、一人死を待つだけの状態だった時に、後にインダストリアの最高委員会を構成するメンバーたちに命を救われた。モンスリーにとってインダストリアは命を救ってくれた希望の都市だからこそ、その後20年間、忠誠を誓って戦ってきた。大人の美形キャラで、その後ジブリ的にはナウシカの「クシャナ」やもののけの「エボシ御膳」のモデルとなる。
ラオ博士
現代に当てはめると、核エネルギー開発の権威者のような位置付け。人類存続の重要なキーとなる存在。訳あって最初はサイコでヤバい系の人物を自ら演出する。
「ラオ博士」の立ち位置を理解しよう!
大戦争後、ラオ博士はフライングマシンで生き残った人々を救出し、田園都市ハイハーバーに連れて来て、そこで肩を寄せ合って生活を再建する人々を支えてきました。このラオ博士の頭の中が理解できると、「未来少年コナン」は、一気に「大人ストーリー」として見え方が無双します!
レプカ
ジブリ資料ではラピュタの「ムスカ大佐」の末裔と紹介されている※。
※アニメージュ編集部『ロマンアルバム 天空の城ラピュタ』より
「レプカ」は本当に悪役か?
大衆アニメとして見ると、レプカはドラマを揺さぶるシンプルな悪役です。が、あと2年で供給エネルギーが尽きるインダストリアの未来を背負う行政局長という立場でもあり、物語の全体像を冷静に分析すると、悪の陰謀論者ではなく、筋の通った信念に裏打ちされた思考をしていることが読み取れます。「未来少年コナン」が、非常によくできたプロットで動いていることの現れです。
最後に、「未来少年コナン」の魅力を、世間の考察とともに紹介します!
「未来少年コナン」の考察
テレビ放送された当時は注目されなかったのが「未来少年コナン」。
とはいえ、今となっては「未来少年コナン」は、アニメ史に残る「大大大名作」と称賛されています。
そう言い切れてしまう根拠をいくつか紹介してみましょう。
半世紀前のアニメ
「未来少年コナン」は、1978年のテレビアニメです。
1978年の時代背景は?
「成田空港」が開港した年、「サザンAS」がデビューした年、車ならイニDの「RX-7(FD)」が生まれた年、翌年にSONYの「ウォークマン」が誕生、といった空気感です。
現代目線でも精密
でも、この作品の設定や演出は、キレッキレ!
ハード面はアナログですが、中身はとんでもない高解像度です。

精緻な演出の例
具体的な例で見ていきましょう。
妥協なきプロダクトエンジニアリング
例えば、飛行挺の「ファルコ※」。
「ファルコ」は、乗降口の位置やコクピットの配置などが、見事としか言いようがない着水型航空エンジニアリングでリアル設計されているとのこと。

※「ファルコ」のモデルは?
「ファルコ」のモデルとなったのは旧ソ連で実在した飛行機「チャイカ」。「チャイカ」はロシア語で「カモメ」を意味します。思わぬところで「テキィ」とシンクロしていて意味もなくテンション上がります!
ドッグファイト中のラダー操舵やエルロンの動きも(上下左右に方向付ける翼のパタパタした部分)、機体の挙動と完全一致していて、作画のこだわりが半端ありません!
※そもそも宮崎監督はガチの航空機マニア!紅の豚の「サボイア」やナウシカの「メーヴェ」、ラピュタの「フラップター」「タイガーモス」なども、世界中の航空知識がギュッと集約されてジブリ化している最高傑作たちです!
敵を攻撃するマシンガンに「曳光弾※」を混じえているところも、現代の作品でも「そこまでやる?!」レベルの精緻な作り込みです。
※「曳光弾」って何?
連射される弾丸の中に、マグネシウムなどで発光し続ける物質を交えること。これにより弾道を視覚的に捉えることができ、より正確に敵を狙うことができる。
科学に基づくファクト設計
また、「フライングマシン」は、反重力の物理法則を的確に踏襲。科学者もうなずく挙動で描かれているそうです。

不調になった時の、集積回路の不具合や修理の演出も、非常に筋が通った修復作業をしています。
つまり、妄想テクノロジーは一切無し!
魂を込めた完璧な演出が細か〜く入っているのです!
※「計算し尽くされた」プロダクトで仕上げてくるところが名作と言われる演出!「こんなのがあればいいなぁ」だけの子供向け空想アニメとは一線を画しています!
覚悟を感じさせる制作コスト負荷
「ロボノイド(万能土木作業用ロボット)」のフォルムも、「作画」が数倍も大変になるのを覚悟の上で、あえて角張ったシェイプにして、ノスタルジックに仕上げたとのこと。

※ロボノイドが人間の仕事を万能にこなすサマは、現代AIの「ヒューマノイド」を予言してたかのよう!
高品質な原始風景
ハイハーバーでの農作や狩りの原始的なシーンなどでは、農家や酪農家の人が「あッ!」と驚くリアルな作法や道具で描かれています。
※例えば、ジムシィが弓矢を狩った後「弓返り」を描くシーンは、SNSで称賛されています!

※また、小麦畑の立地が地政学的に見事に理屈にかなっている点、風車小屋の内部を工学的に完璧な構造で描かれているシーンなど、ただ単に雰囲気で絵が描かれているのではなく、街の風景が全て理にかない有機的に結びついる状態で演出されています。
驚きの伏線回収
さらに、ストーリーとしての伏線の貼り方が、現代基準で見ても超ハイレベル!
作品を見返すたびに、「うわぁ、ここはそういうことだったのかぁ!!」と感心する驚きの連続です。

※第1話で残され島にお墓の数が13基あるのはなぜ?第13話のハイハーバーの遠景に高速道路があるのはなぜ?モンスリーが8歳の時の回想録(第20話)にも伏線が大量に!そもそも、毎回流れるオープニングにもエンディングにも、最終話で「ビタッ!」と回収される驚愕の伏線がはられているんです!!
最後に、いくつか伏線回収の例を紹介します。
精緻なSF仕立て
「未来少年コナン大事典」(ラポートデラックス)によると、コナンの家となっている、地面に突き刺さったロケットの地下部分には、「液体酸素」と「液体水素」のタンクが放置されたまま眠っています。

精緻な「球体状」に描かれているこのタンク、これは現在のJAXAの主力ロケットで使われている、メイン推進剤の役割を果たすもの。

同時に、液体酸素と液体水素は電気や水も生み出すため、コナンやおじぃが無人島で生存できた科学的な根拠として位置付けられているのです。
その他にも、現代のデジタルリマスター版の「未来少年コナン」を4K画質で見て、それでようやく初めて発見できるほど、緻密な作画演出が、まだまだ数多くあります。

つまり、「なんちゃって感が一切ない」のが、この作品が現代的と言われる理由!
とことんまで「神は細部に宿る」を積み上げている作品が「未来少年コナン」なのです。
実はストーリーが高品質
そもそも、「未来少年コナン」のストーリーを本気で追いかけると、結構シリアスで複雑な、非常によく出来た高クオリティな脚本になっています。
例えば、戦後、コナンを育てた「おじい」は、20年前の最終戦争の際は、人類を捨て、ロケットで地球から脱出しようとした人物です。

逆に、悪役である「レプカ」と「モンスリー」は、20年前、ロケットから見捨てられた側のグループ。
その時、レプカは17歳、モンスリーは8歳。
その多感な時期に、戦争の地獄絵を目の当たりにしたどころか、さっさと逃げるロケットに見捨てられた絶望感は、その後20年、彼・彼女が科学都市の復興を誓った原動力に他なりません。
大物に影響を与えた
そんな「未来少年コナン」の制作に携わったアニメ製作者として、若き頃の押井守さんや富野由悠季さんがいます。
実際は、当時の宮崎監督とは路線が異なりすぎて、目立った活躍には至りませんでした。
また、コナン第十七話の演出などは、エヴァの庵野秀明さんが大いに影響を受けているとの論評もあります。
以上です!
特にラピュタやナウシカ、もののけ姫あたりのジブリ作品に感銘した人は、「未来少年コナン」はドンピシャだと思います!
しかも26話も楽しめるので、まずは第1話だけでも視聴してみてください!
「未来少年コナン」のQ&A
最後は、未来少年コナンを見たことが「ある」人に向けて、よくあるストーリー上の「Q&A」をまとめて紹介します。
ネタバレのオンパレードになるので、まだ観ていない人は、ここはスキップしてください!
- Qなぜコナンは「のこされ島」を旅立ったのですか?
- A
コナンが「のこされ島」を旅立ったのは、逃亡中のラナがのこされ島に漂流し、インダストリアに連れ去られたのを助けに行くためです。ラナが漂流した際、のこされ島で唯一の家族だった「おじい」がインダストリアの兵士との争いで亡くなってしまいます。おじいは死に際に、コナンに外の世界で新しい仲間と生きるように言い残します。おじいを失い、ラナが連れ去られた状況になったコナンは、おじいの最後の言葉と、ラナを救うために、まだ見ぬ大海原へと旅立つ決意をします。
- Qなぜインダストリアはラナを連行するのですか?
- A
インダストリアがラナを追い求める理由は、彼女の祖父であるラオ博士を誘き出すためです。インダストリアの生命線であった核エネルギーはあと数年で尽きるとされていたため、新たなエネルギー源を得ることはインダストリアにとって急務でした。ラオ博士は、核の代替えとなる太陽エネルギーの秘密を知る唯一の科学者であり、ラナはラオ博士の居場所を知っていると目論まれていました。
- Qなぜラオ博士は「パッチ」と名乗っていたのですか?
- A
ラオ博士が「パッチ」と名乗っていたのは、インダストリアから身を隠すためです。潜伏生活を続けながら、インダストリアの目をそらし、故郷であるハイハーバーへ帰る機会をうかがうためのものでした。
- Qレプカの目的は何ですか?
- A
レプカの目的は、巨大な空中要塞ギガントを復活させ、新たな世界秩序で権力を得ることです。ギガントを動かすためには太陽エネルギーが必要不可欠なため、その復活と独占を画策します。また、太陽エネルギー復活の秘密を知る唯一の科学者であるラオ博士を、その孫であるラナを使って追い求めます。
- Q「のこされ島」と「インダストリア」と「プラスチップ島」と「ハイハーバー」のそれぞれの特徴と関係性は?
- A
のこされ島
特徴: 世界大戦の後にわずかに残った孤島。コナンと「おじい」が2人だけで暮らしていた。手つかずの自然で満たされた、原始的で純朴な世界。
関係性: 物語の出発点であり、コナンがラナと出会い、外の世界に旅立つ舞台となった島。最終話を迎え、多くの人々の移住先となる。
インダストリア
特徴: 大戦前の科学文明が残る工業都市。中央集権制が敷かれ、行政局によって管理されている。20年来のエネルギー源であった原子炉が尽きかけており、太陽エネルギーの復活を模索している。
関係性: 物語の中心となる大きな勢力。ラナを追い求めラオ博士の居場所を聞き出そうとする。最終的には海に沈む。
プラスチップ島
特徴: 大戦前のゴミ捨て場であり、大量のプラスチックが埋蔵されている島。コナンが最初にたどり着いた島であり、ジムシィが暮らしていた。
関係性: インダストリアの貨物船バラクーダ号がプラスチックを採掘するために訪れており、島民はインダストリアの労働力として使役されていた。
ハイハーバー
特徴: 大戦の影響を比較的受けなかったため、穏やかな自然環境が残る島。住民は農業や漁業で自給自足の平和な生活を送っている。ラナの故郷。
関係性: インダストリアの圧政や横暴に対し、反抗的な姿勢を示している。最終的には、インダストリアの壊滅後に新たな故郷を失った人々を受け入れる希望の地となる。
- Qそもそも大戦争は、どんな戦争だったのですか?
- A
物語が始まる20年前に起こった戦争は、「超磁力兵器」という架空の兵器が使われた第3次世界大戦。
地軸の変動: 超磁力兵器の強大な威力により、地球の地軸がねじ曲げられた。
大陸の沈没: 地殻変動と大津波が発生し、ほとんどの大陸が海に沈没。
文明の崩壊と人口の激減: 壊滅的な自然災害によって、高度に発達していた人類の文明は崩壊し、ほとんどの人類が死滅。
宇宙への脱出の失敗: この事態を予測して宇宙へ脱出しようとした人々がいたが、地球の地軸変動の影響でロケットは引き戻され、地上へ墜落した。
おじいやコナンの両親は、この脱出計画に参加した科学者。
この大戦の結果、わずかに生き残った人々が、文明の再建を模索しながら暮らしていくことになる。
- Q毎回オープニングでコナンとラナが乗っている船のシーンの意味は?
- A
オープニングソングのシーンは、最終話「大団円」の「最終カットのその直後」のシーンであるという考察があります。最終話でバラクーダ号がのこされ島に着いた際、コナンとラナはいてもたってもいられず、レスキューボートを出して二人で大喜びで上陸に向かっていくシーンがこの絵。最終回では明確に描かれていないこんなシーンが、実は毎回オープニングで流れていた、という仕掛け。

- Qコナンが残され島を旅立つ時、お墓が12基あるのはなぜ?
- A
当初のこされ島には、不時着した脱出ロケットの乗員9人(男6人、女3人)しか住んでいなかった。従って、12基あるお墓の数から逆算すると、その後20年間でコナンを含め4人の子供が生まれ、うち3人が短命のうち亡くなっていることが伺える。厳しく、苦しい20年間であったことを、言葉ではなく絵で説明する宮崎監督独特の演出。














